2008年12月31日

放浪娘の帰省

八戸のプロジェクトを終えて東京に戻ってきた翌日、今度は西へ向かう。
しばらく日本を離れるし、会いたい人たちも居るということで
放浪娘の帰省。
気持ちの中でのBGMはくるりの「家出娘」(映画リアリズムの宿のテーマソング)
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大好きな場所、静岡を通過中はきれいな富士山が見送ってくれました。
去年のプロジェクトで知り合った、船越小学校のみんな、元気かな...



島に帰ったら、お会いしたかったお人に瀬戸内の美味しいお魚で迎えられ、
濃ゆいお話も出来ました。


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父親の里の豊島にも、何年ぶりなのかわからないくらい久しぶりに行く事が出来ました。96歳になる祖母は可愛く年をとっていて、昔の話をなんどもなんども嬉しそうに話すのを私は心地よく聞いたのでした。
叔父は体調を壊してしまって、丁寧に育てたみかんやはっさくが全部枯れてしまった、と淋しそうにぽつりといいながら、最後一本残ったポンカンの実をくれました。

私がこの島の経験で培われた事はとても大きいし、いまの自分の支えにもなっていて、その豊かさがどんどん失われていく島を見ているととてもやりきれない。
けれども自分が出来ることってなんなんだろう....
アートってそういうとき頼りなく見えてしまうのかもしれない、けれどアートの立ち位置から発信出来きる豊かさへの転換方法はかならずあるはずなのだ....


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そして、第二の古里のようになってしまった神山へ。
11月に、慌ただしく後ろ髪を引かれながら離れた山に帰ってきました。


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町は大切な人を亡くして、静かにその別れに耐え偲んでいました。
八戸で、その訃報を知った私は、あまりに離れて居る場所にいる自分にどうしようもなさを感じたのだけれど、いま自分がやるべき事を全うすることを彼は理解してくれるだろうと信じて、心強いtecoのスタッフに支えられながらプロジェクトをやりきりました。
それは、かれが私に遺した宿題でもあるから....


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滞在中、珍しく陽気が良く暖かかったので、親友で彼の奥さんとのんびり小麦を撒く


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うまく出来たらパンを焼こうと云いながら...

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そうして大晦日の早朝東京に戻ってきました。

私はどこへいくのだろう....
そんな漠然とした事を、こんないい歳をした大晦日にぼんやり抱えながら、その問いに向かっていく事は自分にとっては一筋縄ではないということを受け入れました。

むしろそのことですとんと落ち着いた感じ。
Art in life はそもそも私の命題

私だけの答えをだらだら考えようと思うのです。








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2008年12月24日

雪のなかの展示

昨日よりインスタレーション「風のひかりのみち」展示始まりました。


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八戸市内の4カ所でワークショップを行ってペットボトルを使って作った風車を、三八城(みやぎ)公園に160個インスタレーション作品として展示しました。
風車にはモーターとLEDが接続されていてまわるとLEDが光ります。


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展示は、明日の早朝まで。
ほんとうに、僅かな期間なのですが、みんなの想いが詰まった素敵な展示インスタレーションになったと自負しています。
雪の搬入は大変でしたが、北国ならでわのインスタレーションと出会う事が出来ました。


昨日の夕方は寒い中鑑賞会。
めっちゃくちゃ寒い中、お越しいただいたみなさんありがとうございます。
新聞を読んで、興味を持ってきて頂いてくれた親子さんの反応、そう私はこれに出会いたくて、今回のプロジェクトをやりたいと思たんだな〜とぐっときてしまう...

はー、そういう光景を見ると、寒さも疲れもぶっ飛ぶのです、ほんとうに。。

打ち上げの時に、永岡さんが「結果的にはマイナス×マイナスでプラスでしょ!」

うんほんとうに....

永岡さんを忙しくさせすぎて、若干ホームシックにさせてしまったのは、誰よりもこの私?とちょっとどきどきしていますが(笑)ほんとうに一緒に仕事ができて楽しかったしいろんな発見があって、濃ゆい日々を過ごさせてもらいました。


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いやもう、なんか全然年は下なのに、なんだかお兄ちゃんでした。

そして、初めて行く土地で不自由なく制作に打ち込めたのは、スタッフの皆様をはじめ、関わってくださったみなさんにほんとうに感謝です。


また、いきたいなー八戸。


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2008年12月22日

雪の搬入

八戸は昨夜から本格的な雪。


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やっぱり北だなーと普通に捉えていると、地元の人曰く、こんなの珍しいとの事。なにー。


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朝起きたらすっかり町は雪まみれ、積雪30cm


えっと、昔、沖縄での展示の際、台風で飛行機欠航、搬入一日遅れました。。。


極端な悪天候型アーティスト。

しかも今回どうやら永岡さんもそのタイプ。
マイナス×マイナスはプラスだよねーとポジティブに励まし合ってみましたが、どうやらカケルではなくプラスしてしまったみたいです、、、、どろーん

でも、気合いと持久力にだけは自信はがあります。
公園の施設管理のおじさんが雪かきスコップを貸してくださったので、ばりばり雪かき。


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その間に、永岡さんと八戸工業大学のかわいこちゃんはきびきび資材を運んでくれます、ナイスコンビネーション!(ありがとー)

立木さんや、岩手から来てくださった村上さんとその生徒さんまでお手伝いいただいて目標の4時には作業終了。
なぜ4時かというと、この時間から、一気に暗くなり始めて空気の温度がぐんと下がって、ヒエヒエなのです。冬の北国の野外設置は命がけなのです。(ちょっと過大)


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真っ白な世界に風車くるくる、どんなかなー。

冗談で、このプロジェクトの話があがったときに、沖縄で宮城氏と「雪の中でまわる風車みたいよねー」と口走ってしまった事を、今思い出しました。どうやらわたしの願いが叶ったようです(笑)


でもまぁ、明日は残りの建て込みをして、午後5時から鑑賞会です。
その後19時よりアーティストトーク。

詳しくはこちらで、http://akirikadaily.sblo.jp/article/24547948.html
お近くの方、どうぞおこしください。




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2008年12月21日

八戸のプロジェクトの近況

8の付く日には八戸へ。

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18日から八戸入りして、インスタレーション&ワークショップ「風のひかりのみち」のため作業&ワークショップな毎日。
雪は降っていないけれど、ここは間違いなく北東北。
着膨れして作業しても、汗はかきません。晴れているけれど日中の気温は4°ぐらい。風が吹くと鼻が痛くなります。


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ひさしぶりにグラインダー使ったけれど、この暴力的な工具はどうしても好きになれません...


ワークショップの参加者集めや展示の広報に、地道なアクションを絶えず試みるスタッフの永岡さん。その熱意にはぐっときます。


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公園で作業しているので、管理人のおじさんや、とおりすがりのおじさんはなにをやっているのか釘付け、そこをすかさずフレンドリーにアピールする永岡さん、お昼を食べに行った定食屋さんでもすかさずチラシを渡したり、八戸なまりもばっちりで、私も見習わなければ。。


夜には地元の神社で子供達が神楽を練習するという情報を聞きつけて、お知らせにいってきました。神楽の練習をみせてもらったり、すっかり濃ゆい八戸タイムを浴びています。


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夜はtecoLLCの事務所で内職のような、準備の作業。
手伝ってくださっているのは八戸工業大学の建築科のみなさん。
彼らはワークショップもサポートしてくれて、ほんとうに助けられていて、ほんとうに感謝です。


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そして今日はワークショップ。

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午前と午後別々の会場にてペットボトルで風車を作るワークショップをおこないました。そう、今回は移動式ワークショップ屋さん(笑)

みんな作業が慣れていて、完成度の高い作品。


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一生懸命の証の手


出来上がった風車を持って、走りながら光らせるみんなのはしゃぎっぷりにこっちがうれしくなりました。

明日も二会場でワークショップです。
ヘロヘロですが、参加者のかたがたの反応が面白すぎて、元気です。




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2008年12月20日

山の王様へ

まだまだやる事があったはずなのに悔しいです。
でも、あなたの行き方は強くて、まっすぐで、尊い、そして人間のどうしようもなさをその最後の最後まで突きつけてきた。

私は出会って、引き寄せられた運命の意味を考え続けていて
もっともっとこれからがあると、私だって希望に満ちていた。

運命に意味なんてないのだろうけれど。

私はここで私のやるべき人生を全うし、そして祈ります。
あなたの次の人生も豊かでありますように。




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チャンさん、またあえるよね。
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ワークショップ&インスタレーション「風のひかりのみち」

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風のひかりのみちのプロジェクトのためまたしても八の付く日18日から八戸入りしています。

もう、今日の事も含まれているのですが、おしらせです。

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ワークショップ&インスタレーション
「風のひかりのみち」
を青森県八戸市でおこないます。

スケジュール
12/20(土)
10:00〜12:00八戸ニュータウン児童館
14:00〜16:00小中野児童館
12/21(日)
10:00〜12:00南部会館
14:00〜16:00根岸公民館
参加費 300円

制作した作品を三八城公園に展示します。
展示期間12/23夕方〜12/25早朝です。
また、インスタレーション鑑賞会を
12/23(火,祝)17:00〜行います。
その後アーティストトークを19:00より
いわとくパルコ3階おらん洞にておこないます。

お問い合わせ 050−5532ー9521


。。。。。。。。。。。。。。。。。。


どうぞよろしくおねがいします。


制作の状況とか、ネタはたんまりあるのですが、時間がなーい。

でも明日以降ぐいっと報告してゆきますよ!
posted by akirika at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | おしらせ

2008年12月17日

トーキョーで再会の日

トーキョーに戻ってきてからぐるぐるな毎日で、それはそれで楽しい。
見慣れた景色は、「あれ?私ずっとココに居た?」と錯覚を起こさせるけれど、私の外側も内側もコツコツ変化はあって、その錯覚を許さない。

この日は、なんの迷いのない冬晴れ、神山でお世話になった方とトーキョーの森を歩く。
あの場所での実質的な制作と、精神的な部分も、すっかりお世話になってしまった方....お父さんとも違うし、お兄ちゃんとも違うし、どんな関係なんだろう。
敢えていうのならば師匠だろうか...
神山を離れる前に、同じ干支だったという事が判明して、妙になっとくしたのだった。
ほんの1時間ぐらいだったけれど、再会で私は落ち着いたのだ。

その方とは代々木で別れて、次は上野へ。
wanakioでご一緒した岩井さんの博士展へ。
会場でばったり、前島アートセンターの宮城氏、岡田さんに遭遇。
岩井さんのアトリエで、沖縄と美術の関係の話題になる。

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岩井さんのスタジオ、上野の上空からの景色は緩やかでよかったです。




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そして早稲田へ移動。
早稲田大学の大隈講堂へ。

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国立近代美術館で開催中の「沖縄・プリズム 1872-2008」の関連イベント
劇団創造の「人類館」を見るため。
30年ぶりの東京での一夜限りの再演を見にものすごい人が来ていました。
会場はほぼ満席。

「沖縄」という記号は年月を経ても常に記号でいつづけるのだろうか?
その宿命からは逃れられないのだろうか?
逃れないのだろうか?
それとも逃れるつもりもないのか?
そもそもその問いは誰がたてているのか?
その渦中で生活している人たちには、記号はあまり役に立たない。


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劇団創造の三人さん



今日一日の自分自身の反芻と何故だか重なる部分があるお芝居を見たのだった。

劇団創造による「人類館」
人類館事件






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2008年12月15日

wanakio報告会とARCUS

冬のヨコハマはなんだか寒い印象がある...なんでだろう?
なので、いっぱい着込んで黄金町へ....

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駅に向かう途中にいっこだけのバラ


実は初めての黄金町。
トークが始まる前に、散策は欠かせません。

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ここが会場のkogane XLabo なんだか可愛い建物


トークはサウビン・ヤップ氏によるマレーシアの事例と、
wanakio2008の報告会。
そしてウェブチャンネルアートでいいさ〜の紹介。。
この日も、ウェブチャンネルは全世界に垂れ流し生放送。
沖縄のミヤギ氏から、出演メンバーの携帯にメッセージが入るところが面白かったり、、、そういう感じで楽しめました。

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アートでいいさ〜キャスターでもおなじみのじゅんべ。



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リッキーはどこででもリッキーでほっとするね。



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その後は野毛で交流会サウビン・ヤップ氏を囲んで交流会。
その後、空き店舗のスナックを見に行ったりして、野毛の夜は深いのでした。



そして翌日は茨城へ


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田園風景のあとに....

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突然ものすごい平坦に家が並んでいる景色が....

目的は守谷のARCUSスタジオ
M美のホンダ君(仮称)と守谷駅で合流してアートなデート。
アーカスプロジェクト2008オープンスタジオの最終日に駆け込んできました。
wanakio報告会メンバーとワナキオディレクター宮城氏とも合流...


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アーティストトーク、フランス人作家のダニエル サロモン氏
彼の発行した新通貨「モノ」をめぐっての、オーディエンス、アーティスト、キュレーター、それぞれの視点が交差する、熱いトーク。
アーティストのダニエル氏が、噴出する疑問に対して、困惑しながらも相手の問いを受け入れながら、思考する姿に私は勝手に引き込まれてしまって、自分は「モノ」を如何に感じているかというよりも、そのアーティストの姿を見て色々と考えてしまった。。。


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これがその「モノ」を両替できる「Sennacia Banko」(国家なき銀行)



トークが終わって、ジョシュア ソファー氏のクロージングイベント「本、こっぱみじん!」

リッキーが魅せてくれました。
彼のこっぱみじんは、愛があってよかった。


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カフェラウンジでは芋煮と石狩鍋がサービス!
wanakioメンバーとホンダくん(本名原田くん)と遠藤さんとでみんなでまったりまるくなって、なんだか沖縄に居るみたい
(いや、めっちゃ寒かったけれど...)

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L-PACKくんたちも久しぶり、相変わらず美味しい珈琲。

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自分も、この間までレジデンスに参加していたので、どうしても自分の経験と対比して見てしまうのですが、、、「サイトスペシフィックってさぁー!?」という問いがもう帰りの電車からあたまの中を渦巻いています。

私の経験したことは、「サイトスペシフィック」の何物でもないと思っていますが、
第三者(この場合、アーティストでもスタッフでもないオーディエンス)にそれをリアリティをもって突きつける事って、どういう手法が自分にとってしっくり来るだろうと...

まぁ、暫く悶々とします。








posted by akirika at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会

2008年12月12日

ダブル湯たんぽとお知らせ

足湯とか、靴下二枚ばき&タイツとか、玄米とか、ショウガはちみつとか.....いろんな事やっていますがいつだって末端ヒエヒエです。
そんなときは湯たんぽです。

なんだか眠くて仕事がはかどらないのはナンデ?



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さて、もう明日なのですが、横浜の黄金町でwanakioの報告会があります。

私も自分のプロジェクトの報告をします。
他にも芸達者な(笑)素敵なアーティストのみなさんがお話してくれますので
お近くの方は是非お越し下さい。


以下ちょっと長いですがお知らせ。。


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Art Autonomy Network[AAN]主催
マレーシア事例とwanakio2008報告会
〜まちを舞台にしたアート展 の試み〜

まちのなかのアート展として、特異な環境と従来の美術展とは異なる体制で展開しているwanakio2008が、沖縄の本島全体におよぶ地域で11月に開催された。今年、4回目となる本展覧会に参加したアーティストやボランティアスタッフたちと本活動を振り返り、黄金町というアートによる再生事業を試みている地域のなかでwanakioを再考してみる。

特別ゲストとして、マレーシアのオルタナティヴアート組織rapのディレクターであり、wanakio参加作家チャン・ユンチアの推薦者であるサウビン・ヤップ氏に、マレーシアの活動を紹介してもらい、海外からみたwanakioについて意見をもらう。

また、AANは、関連団体としてwanakioに参加し、メイン会場であった栄町市場(那覇市)でインターネットTV放送局“AANアーカイヴチャンネル「アートでいいさ〜」”を設置した。
期間中の全日程で、ニュース配信やアーティスト・インタビューを行い、情報発信および蓄積を試みた。アートプロジェクトのアーカイヴ化に対し、メディアによる新たな事業展開として注目された。当日は、「アートでいいさ〜」を再現し、同時中継を行います(ネット環境によって、配信できない場合がありますので、あらかじめご了承ください)。

◆AANアーカイブチャンネルサイト
http://www.a-a-n.org/tv/okinawa/

◆パネリスト
特別ゲスト:サウビン・ヤップ(マレーシア)rapディレクター/キュレーター, マレーシアで小学校や列車を活用したアートプロジェクトを開催している。
現在、国際交流基金JENESYSプログラムで日本に3ヶ月間滞在中。
ゲスト(wanakio参加作家):安岐理加、岩井優、上原耕生、タノタイガ、水川千春
ゲスト(wanakio関係者):大友恵里(AAN)、大井健司、
嘉藤笑子(wanakio共同キュレーター/AAN)、小林純(AAN)
そまめぐみ、藤ヶ崎温美、村上裕、山川力也、ほか
※参加者は、変更になる場合がありますので、あらかじめご了承くださ い。

■日時:2008年12月13日(土) 14:00-18:00
■会場:Kogane-X. Lab.  横浜市中区初音町2-43-6 Tel:050-3720-0197
■アクセス:京浜急行「黄金町駅」下車。高架下沿いに横浜方向へ徒歩3分
■定員:20名(申込不要ですが、満員になり次第締切)
■入場料:無料(カフェのオーダーをお願いします)

■ 問合せ先:
Art Autonomy Network[AAN]
〒231-0013 横浜市中区住吉町1-8-401
Tel&Fax 045-662-4060
E-mail info@a-a-n.org
URL www.a-a-n.org


wanakioについて
http://www.wanakio.com/
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2002年から不定期に開催されてきたwanakioとは、沖縄を舞台にしたまちのなかのアート展。アジアやヨーロッパからの海外作家を含む、県内外のアーティスト20名が参加した。参加するアーティストは、推薦・公募によって選出され、現地に滞在しながら制作・発表をしていく形式をとっている。
wanakioは、国際的な視野を持ちながら沖縄の地域性やコミュニティを意識した文化プロジェクトとして内外から注目された。展示会場は、栄町商店街や農連市場などの空き店舗や営業店舗やその隙間や路上など、ホワイトキューブとは異なる環境で地域の人々とコミュニケーションを結びながら制作していくもの。期間中は、日替わりのイヴェントが開催され、多種多様な人々が交差していく試みがなされた。

Wanakio2008参加作家
安岐理加(東京)/岩井優(東京)/鄒素芬(沖縄・台湾)/タノタイガ(宮城)/中野西敏弘(東京)/水川千春(大阪)/上原耕生(沖縄)/カクマクシャカ(沖縄)/カ二メガ(沖縄)/小橋川啓・戸ヶ瀬哲平(沖縄)/ダニエルロペス・ザビエムラン(沖縄)/津波博美(沖縄)/仲本賢(沖縄)/山里紗葉(沖縄)/儀間朝龍(沖縄)/石垣克子(沖縄)/Florian Baron(ドイツ)/Chang Yoong Chia (マレーシア)/Susanne Schuricht(ドイツ)/Wedhar Riyadi (インドネシア)/ Wong Wai-yin(香港)ほか。
連携団体・プロジェクト  
Art Autonomy Network[AAN](横浜)/珊瑚舍スコーレ美術講座(那覇・フリースクール)/虹の会(オルタナティブ平和ガイド)/ へのこ・もやいプロジェクト(辺野古)/言事堂(宮城未来)

開催日程:2008年11月15日(土)−11月30日(日)
会場:那覇市内、沖縄市内ほか各所
主催:ワナキオ実行委員会 代表:宮城潤、ティトゥス・スプリー

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で、末端冷え性って、どうやったら改善するんでしょうね.....
posted by akirika at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々

2008年12月10日

八の日に八戸へ

沖縄でお知り合いになった立木さんとのご縁で八戸へ。
じぶん日本最北移動更新しました。

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神山、沖縄とおこなってきた風のひかりプロジェクトを八戸でもやる事になり、今回は下見ならぬ「風見」をしてきました。

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市庁の展望台からの眺め

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側溝のマンホールがかわいい


ついてすぐにスタッフの永岡さんに町を案内してもらったのですが、すきま散歩の達人永岡さんの建物と建物の間を縫いながらのお勧めスポットの案内はとっても楽しくて、すっかり地元の人なんだろうな〜と思っていたら、瀬戸内の方!しかも八戸に来て2ヶ月!!言葉がすでに馴染んでいます、私もそのうち馴染むかもしれません(笑)


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見た目は雀荘ですが、tecoLLCの八戸のオフィスレトロで明るいラブリーな建物です。


そして夜は八戸の幸を存分にイタダキマシタ。


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そして翌日、東京へ戻る途中、仙台で途中下車。
初めて仙台上陸です。
目的は、せんだいメディアテークの「大きな休息 あしたのためのガーデニング」

素晴らしい展覧会。ちょとと今はそれ以外の言葉がまだでてきません。
遠藤氏のレビューどんななんだろう。

夜は今年の夏、東京の隅っこの片隅でくるくる働いた派遣先で知り合った
同じ干支で12歳年下のオトコマエ女子と仙台の牛タンの夕餉。


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夜行バスの時間までダラダラお茶して、「また何処かで会おうね〜」と別れる。
そういうのちょっといい。


さてプロジェクトは来週、がんばろー、おー。
posted by akirika at 16:20| Comment(5) | TrackBack(0) | 八戸

2008年12月04日

きいろいにちじょう

そうして、wanakioが終わった翌日、荷物をまとめたりしながら
言事堂の未来ちゃんと少しだけ沖縄の日常をドライブ。
見逃していたwanakio参加アーティスト、カニメガさんたちの
センダングサでアートプロジェクトも駆け込みセーフで見れました。


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ちょうどこの日は未来ちゃんの誕生日
宜野湾にあるCAFE+MORE オウチ。でランチ


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誕生日おめでとーみきちゃん


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景色はやっぱり南国。。



沖縄の今はピンクやきいろの花が咲いていて、色っぽい秋です。


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夜は、栄町で最後の夕餉。
最後もリンダの手料理で、ロシア風スープとポテトサラダ。

「たまたま出会ったメンバーなのに、前からチームだったみたいだよねー」と淋しそうに言ったアシスタントのオオイくんの言葉にぐっときてしまう。
アートセンターから若狭の宮城家へ帰り、最後の那覇の夜の街をだらだらともったいぶりながら遠回りのサイクリングをしました。

宮城家についたら、未来ちゃんバースデーケーキを頂きながら4人の最後の夜をだらだらすごす。
宮城家の3週間の生活は、不思議と自然体で、面白かったのです。
私がにょろーんと宮城家を占領してまったんじゃないか?と少し心配していたのですが、未来ちゃんの日記を読んで、安心しつつ、そしてしんみりしています。

そしうて、東京。
見慣れた秋の景色にいきなり戻ってきました。
あまりにも違和感がなくて、もしかして私はずっとここに居たのじゃないか?
という錯覚に囚われそうになりましたが、近所の農家のおばちゃんに
「ひさしぶり、どうしてたの?」と呼びかけられたり
となりのひかりちゃんの背が少し伸びていたり
そんな外側からの情報で、居なかった事を認識したのでした。

東京も黄色い季節。
こちらの黄色は老熟した黄色とでもいいましょうか。


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そして、ついに私は風邪をこじらせてしまった。。
でももうバイトとかしていないし、数日は家に居られるので
自分の力で治してみようとおもっています。

posted by akirika at 18:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々

2008年12月01日

まちあるき若狭どうどうめぐりとクロージング

夏が舞い戻ってきたかのようなお天気のなか、
wanakio2008最終日の11月の最後の日、私はまち歩きをおこないました。
若狭地区は、沖縄の入り口の港町として影響を受けて、
その痕跡を様々なかたちで遺しているまちです。
それを、分析や検証するのではなく、
普通に眺めて感じてみるというのが
今回のまち歩きのテーマ。
参加者のみなさんは、新聞で見たり、
人づてに聞いて興味を持ってくださったかたがたと様々。
そして途中で人数が増えたり減ったりするのが、
ゆるくて私らしいまち歩きでした。


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みんなで、三人の賢者が国の幸せなかたちを話し合ったという「サンモウジュ」にのぼったり、昼間の閑散とした辻の風俗街をオレンジのwanakioフラッグを高らかとあげてあるいたり。。。


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後半は言事堂店長宮城未来ちゃんのまち歩き「沖縄美術観光」へ引き継ぎ。
前島まら栄町まで、wanakio作品や、街の面白いスポットを巡る街歩きでした。

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途中で参加作家フローリアンの作品「ビデオ市場」の完成作品も見れました。



まちあるきを終えて栄町に行ったら、ちょうどアートでいいさ〜の最終放送中。
あれ?キム??と思ったら、タノタクさん、、
いや、参加アーティストのタノタイガさんでした。

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その夜はクロージングパーティ。

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長かった夏が終わったみたいで、スタッフ、アーティスト共に切ないきもち。
参加アーティストのカクマクシャカを初めて体験して、嬉しかったり、
タノタイガさんがクロージングに合わせてぐいっとつくったタノタクムービーを見れたり、岩井さんを囲んでチョコレートディスコをみんなで踊ったり、みんなでだらだら惜しみながら、ながーい夏が終わったのでした。



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最後には前島アートセンター事務局長の岡田さんを胴上げ。


夏に沖縄入りしてリサーチを行い、神山でのレジデンスを経て、沖縄に戻ってのワークショップと制作、ということでかなり慌ただしかったのですが、2カ所それぞれ違ったコミュニティとアーティストとして関係する事はかなり刺激的で、面白かったです。

私たちの日常は何故アートを受け入れる用意があるのかを私は知りたい。
その問いをたてた日から私はどれくらいどこまで来ているのか
全然わからないのだけれど、祝福された堂々めぐりは
まだまだ飽きることはなさそうです。



posted by akirika at 16:42| Comment(0) | TrackBack(0) | wanakio2008
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