2009年01月29日

扉がひらいていたので....

寒さに慣れてきたので町に行くのも最近は地下鉄を使わずに自転車でいっています。
今日はグッゲンハイムでアーニッシュ・カプーアを見る。

アーニッシュカプーア.jpg


技術に惹き付けられることもさることながら、それが存在することで存在させられる別の存在について作品と同じ空間に佇みながらひたすら感じる。

最近コミュニティについて、それらが理想を追い求めればもとめるほど、それが閉じることは必然なのかずっと考えている。
自己と他者、コミュニティの内側と外側(はたしてそんなことが実際にあるのかどうかもわからないけれど)そう云うことについて当て嵌めながら、ただただ佇んでしまった。

此岸と彼岸、内側と外側、隔てられるということ、内に秘めるものを蓄え、その外側を持つということ。
決して向こう側には、そして内側には通じる径がなくとも、それを感じる想像力を持つこと。
それらは果たしてリアリティと呼べるのだろうか?

なんだか今日はそう云う日だったらしい。


そして帰り道ふとかっこいい教会のまえで自転車をとめてしまう。

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15時から17時まで珈琲タイム、どうぞご自由にってかいているっぽい...



扉はひらいていたので.jpg

そして扉がひらいていたので....


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なかに入ってみた。


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そして珈琲と美味しいケーキを頂きながら折り紙を折る.....


とても明るいマダム達にとても喜ばれて気に入られ、ここで毎週水曜日折り紙ワークショップをしたいと申し出ると、大喜びで快諾してくださいました。

お互い、片言の英語。。。っていうのが逆によかったのかもしれません。


帰宅後、同じスペースのカナダ人アーティストヴェセナと日本人アーティストの出月さんに珈琲とケーキを頂きながら(またしても....)報告すると、エヴェッサが目をまんまるにして「何?リカ、アポイントメントをとってポートフォリオもっていってきたの?」「誰か紹介してくれたの?」ってきいてくるので、「ノーアポ飛び込み」と説明すると、めちゃくちゃ幸せそうに笑って私の顔を見てくれてそれがちょっと心地よかった。
そんなふうに、ここでも気持ちを持ち上げてくれる人たちが居ることに沁みる。

私はコミュニティを自分で作っていきたいか?というと、多分あまりそう云う欲求はないのだけれど、それらの間を移動して、それらの結実した物を運んでいきたいというのはある。
そう、蜜蜂のように。

「いつかそれで島をつくるんだよ、きみは。」
と、あるアーティストにいわれて、予想外の指摘だったけれど
ちょっと引っかかっていて、少しだけ気に入っている。

それを云われたときに、ドゥルーズの無人島のテキストを思い出した。

.........................

 始源的な島なのに、人はそこに向かって派生しうる。
 派生的でしかない島のなかで、人は創造しうる。
 よくよく思い巡らせば、そこで人はありとあらゆる島が、
 理論上無人であること、
 あり続けることの新たな理由を見出すだろう。

 ひとつの島が無人島でなくなるためには、なるほど、
 単に人が住むだけでは足りない。
 島にかかわる人間の運動は、
 人間以前の島の運動をやりな直す。
 もしそれが本当だとしたら、
 人々は島に居着くことができるが、そこはなお無人であり、
 なおいっそう無人になる。
 ただ彼らが、充分に、つまり絶対的に分離され、
 充分に、つまり絶対的に創造的であるとするなら。

 島にやって来る人間たちは、現実に島に居着き、
 そこで住民を増やす。
 しかし、本当は、もし彼らが充分に分離され、
 充分に創造的であるのなら、
 彼らは、ただ島に、島自身についてのひとつの動的な
 イマージュを与えるだけだろう。
 島を生み出した運動についてひとつの意識を与えるだろう。

 無人島の本質は、想像的であって、現実的ではない、
 神話的であって地理学的ではない。

無人島の原因と理由 Gilles Deleuze より


....................................................

扉を多くもち、それらを閉じながらしてそして開く、
またはつねに空け開げられている。






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2009年01月27日

森に迷う

地図を見ていたらベルリンの西のはしっこに割と広い森が広がっている。
いつものっているM29のバスはその森が終点。

今朝急にその森にいきたい衝動に駆られて一人で森へ向かう。

バスはベルリンの町を東から西へと横切って、町並みはくるくる変わる

モルリッツプラッツ.jpg


途中1.jpg


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ベルリン天使の歌.jpg

遠くに見えるのがベルリン天使の詩にでてくるアレですね。


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カイザーヴィルヘルム記念教会も横切ります。



住宅街2.jpg


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そして、なんだか高級住宅街っぽいところへ....



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森のそばにSバーンの駅グーネワルド駅はなんだか昔の国立駅みたい。



その駅を抜けて森へ。


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森1.jpg


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なんかの仕掛け?


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森をつきすすむと戦争の瓦礫で出来た山「トイフェスベルグ」にぶつかります。


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神山の大粟山にのぼっているみたいでなんだか懐かしいな....
って調子に乗ってぐいぐいてっぺんにむかって登っていたら、猪に遭遇!!!
わたしの干支は猪だけど猪言葉は無理
チラ見して無視してくれたので、ソロリとかなり足早に逃げました。

マジで怖かったです。
ベルリンで猪に襲われた日本人なんて、最悪なのに面白すぎるけど体張り過ぎ。。
写真とる余裕なかったなぁ。



その後森へ戻り、また調子に乗ってわざと彷徨う。


森で迷う1.jpg

コツコツどこから音がします。



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キツツキ発見、近寄ってもぜんぜん逃げません。


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針葉樹と広葉樹の混ざった落ち葉


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きのこ発見


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針葉樹の子供発見


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松ぼっくりがそこら中散らばってる。


森近くは高級住宅街っぽくて、歩いていると時々犬の散歩をしている人やジョギングしている人に出会いました。
でもやっぱりみんな山は避けていて、私多分相当危険なことをしていたんでしょうね。

でも、帰りたくないくらい楽しかったのです。

やっぱり東京でも、他の場所でもベルリンでもやること一緒。

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2009年01月25日

Tea for each condition

「アキリカはどこででも楽しそうに暮らせるよね」

jyositea.jpg


とよくいろんな人に云われる。
「ぼくがいなくたってきみはどこででも生きていけるよ」といわれているみたいで女子としてはいわせてはいけない言葉のような気もするけど(笑)たしかに暮らしていくのは得意、お気に入りのものを見つけるのも好きだし、見つけた瞬間のアドレナリンが出る感じはたまらない。

今回ベルリンでは体の状態に合うお茶にはまっています。
女子トークで恐縮だけど、生理痛に効くお茶まで見つけてしまった。
マジで効くのよ、これが...さっきまでのたうちまわっていたのに、けろっとしている。
え?暗示にかかり過ぎかな?

そして、風邪引きそうと云うアーティストに体を温めるお茶を渡し、別のアーティスには「今日はリラックスして眠りたいけどそんなお茶持ってる?」ときかれてそんなお茶を渡した。

滞在2週間目はこんな感じ。
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2009年01月24日

展覧会の体温

今回ベルリンに来て、あまり美術館に行こうとしていなかったのだけれど、同じスペースに居るエリサにボイスの展示がHunburger Banhof Museumで25日までと薦められ、別の知人に勇賢さんがダイムラークライスラーで展示をしているというのも数日前に教えてもらう。
彼が一昨年ベルリンに滞在しているとき、私も丁度ベルリンに居て、彼がこの街で感じていることをなんとなく遠巻きで、でもとても感じながら私は見ていた。

そういえば先日近くの川沿いを歩いていたらこんなのを見つけたのだった。

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去年の原美術館の彼の展示を思い出したのだ。


ダイムラークライスラーシティのあるPozdamer Platzから地図上では縦に登ってHunburger Banhofへ向かう。ちょうど東西の境目を歩く感じ。
途中にBrandenburger Torと帝国議会議事堂を抜けるのだけど、そこを繋げる森がに遭遇する。

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私の作品のタイトルを見た沖縄に住んでいるドイツ人に「ドイツには沢山森があって、近道をするためにその森を抜けるのだけど、道に迷うことがある、それがその人にしか迷えない道でそのことをHolz wegeと云うんだよ。」と云われたことがある。
その話が定かかどうかは未確認で、別のドイツ人に訊くとそんな話は知らないと云われるのだけど、とにかく私は彼の話が気に入っている。


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森を詳しく見てみると、極寒だけどにょきにょき芽吹いていた。



ボイスの展示は、日本でいつどこで見たのだろう。
展覧会というよりもテキストで彼の遺した物を目にすることのほうが多かったと思う。

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シュタイナーに興味があって、その流れで彼の作品を興味を持った私は彼のドローイングが好きだ。
実物で目にしたのはたぶん初めて。

紙媒体で見るのとはどうして感じる物が違うのだろう、情報は同じはずなのに。
展覧会という催しも、情報の一つなのではないか?
この世に既に居ないアーティストのものなら尚更..

しかし、ここには彼の体温のようなリアリティがあったのだ。
日本の美術館の展覧会でこの温度を感じられることは少ないけれども、帰りながら一昨年見た大竹伸朗の展覧会を思い出していた。



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2009年01月21日

リゾーム

ここ数日、それぞれに自らの行き方を見据える人に会う。
それぞれにそれぞれのやり方で他者を愛し、土地を受け入れ、自らを受け入れる。
彼らの思考と自らの思考を対岸に重ね合わせながら差異を心地よく感じる会話。
他者知り、その瞬間瞬間にリゾームを成し、逃走線の地図を作り、目には見えない領土を殖してゆくこと。

。。

たとえ根をそなえたものであっても、植物には外というものがあり、そこで何かとともに―風や、動物や、人間とともにリゾームになる(そして動物たち自身が、さらには人間たちが、リゾームになる局面というのもある)。「われわれの中に植物が圧倒的に侵入するときの陶酔」。
............
書くこと、リゾームを作り出すこと、脱領土化によって領土を殖すこと。脱走線をそれが一個の抽象機械となって存立平面全体を覆うまで広げること。
「まずきみの最初の植物のところへ行って、流れす水がこの点から発してどんなふうに流れるかを注意深く観察したまえ。雨が種子を遠くまで運んでいったにちがいない。水が穿った溝のあとをつけたまえ。そうすれば流れの方向がわかるだろう。そうしたら、その方向できみのからいちばん遠くにある植物を探したまえ。その二本のあいだにある植物はみなきみのものだ。もっと先で、そのあいだにあった植物が今度は自分の種子をまき散らすとき、きみはみずからの一本一本から発する水の流れにしたがうことによってきみの領土を殖やすことができるだろう。」
............
たぶんリゾームの一番重要な性質の一つは、つねに多数の入り口を持つということだ。
............
プラトー[高原・台地]はつねに真ん中にある。
始めでも終わりでもない。
............
リゾームは接続詞「と.....と.....と」を生地している。

(千のプラトー 「ジル.ドゥルーズ フェリックス.ガダリ」)


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ミル・プラトー
ベルリンに来てやっと心穏やかにのめり込めている。といってもまだ序章なのだけれど....


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2009年01月19日

日曜日 ぐるり

日曜日のチャリンコ一人旅。
住んでいるところからぐるりと北へ。

川.jpg

なんだか墨田区あたりを思い出す風景。奥の方にジョナサンボロフスキーの巨大なスチールの彫刻。(写真では見えないけど。)

まずは、フリードリッヒスハイン公園。
ここに戦争の瓦礫で出来た山があると訊いて来てみたかったところ。

瓦礫の丘の記念碑.jpg

なんか説明しているっぽい記念碑、威圧的。



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山道

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森の中

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山のてっぺん


山というか小さな丘なんだけど、まわりは公園なので、アイスバーンガチガチの坂道なのに、ジョギングする人散歩する人が普通に居て、山のてっぺんはただただ何もない開けた空間。
今は木々の葉は枯れているけれど、春から夏、そして秋にかけて、美しいんだろうなぁ。兎とか跳ねてて...

この日もてっぺんのなんにもない開けた空間で読書する女性一人。
入り口の変な記念碑には辟易してしまったけれど、山のまわりでは子供達がソリではしゃぎまくっていたり、老夫婦がおだやかに散歩していたり、それぞれの休日を送る場所。


休日の公園.jpg

そういう場所なのだろう、ここは。。
戦争の遺物も時間を経て日常に混ざっていく、それは忘れていくという事ではなくて、あくまでも混ざっていくこと、、沖縄の日常を見ていても思うこと。



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余談だけれど、私がなぜこのアイスバーンのなか、一度もこけていないかと云うと、この靴のおかげ。。スパイク付き!神保町のエチオピアカレーの裏の小さな山用品店で見つけた優れもの。


そして、蚤の市へ。

蚤の市.jpg


看板犬.jpg

看板犬、カメラ目線。

なんだかこの日は出会いはなくて、ウールの靴のナカジキ 4ユーロ。

そして、蚤の市の近くのカフェで見つけた新聞。

新聞.jpg

ベリルンにもくるんだねぇ。
しかし、ベルリン新聞の日曜日の一面にこれがのるのっていろんな意味でさすがだねぇ。


マイチャリは見ためはよわーいけどなかなか良い仕事をしてくれる奴だということがわかったので、これからもっと攻める予定。

雪が降らなければだけど....

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2009年01月17日

金曜日のランチ

ここのスタジオには私を含めて3人のアーティストがはいってきました。
それだからかどうかはわからないけれど、今日はオールスパニッシュのスタッフが
ランチパーティを用意してくれました。

spanishlunch.jpg


英語にもみくちゃにされながら美味しいランチ。
韓国からのアーティストソーチョンと映画の話で盛り上がる。

junsojung.jpg

ソーチョンはオダギリジョーと浅野さんが好きなんだって。

私のスタジオに私が来るまで入っていた フーダー。

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おちゃらけているけどほんとうはしっとりした感じの娘なのです。

彼女は部屋に素敵な贈り物を遺していってくれて。
初めて部屋に入ったときに、前に居た人の暖かみを感じていた私。
その送り主が昨日の夜判明して、すごく嬉しかった。

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お守り

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Art not politics? なんだかずっと眺めてしまう..

ランチの後彼女と手のひらを合わせて気を送り合ってみたら、なんだか懐かしくなって、ちょっと涙がでてしまった。
なんか、そう云う出会いなのかもしれない。よくわからないけれども....


そして、此処に来て一週間、やっぱり疲れがたまっていたのは否めなくて、昨日はちょっとゾクゾクしながら、夜中までオープニングのはしごをしていました。
ベルリンライフは夜中まで出かけるのは外せないから仕方ない...
けれど熱を上手に出して冷ましたくて薬局でお茶を買ってみた。

風邪のためのお茶.jpg

夜寝る前に飲んで、そんで厚着して寝たら、翌朝すっきりしていました。
タイムがたぶんたっぷり入っているのかな、結構飲み易かったです。

これ、日本でも手に入らないかなー。
他にもリラックスするお茶とか喉風邪にきくのとかいろいろあるみたいで。
オリジナルで調合している薬局もあるらしい。

そう云うのもまた追々ここでまた....

posted by akirika at 07:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々

2009年01月15日

リトルイスタンブール

トルコマーケット2.jpg

川沿いを歩いていたら、急に露店が並んでいました。

トルコマーケット2.jpg

トルコマーケット4.jpg


食品だけではなくて日用雑貨も、美味しそうなお魚もあります。

同じスペースに居るトルコ人アーティストハッサンに訊いたら、火曜日と金曜日に開いているトルコ市場なんだそう。

へー、近所にそう云うのあるの、うれしい。
今回はあり得ない量のほうれん草を買ってきました。(だってキロ売り...)

冷蔵庫は小さいのを4人でシェアしているので、私はほとんどの食材を天然冷蔵庫をにて保存。

天然冷蔵庫.jpg

二重窓の窓と窓との間は、いい感じの冷蔵庫で、部屋はオイルヒーターで乾燥しているので、いい感じのランドリールームなのです。


ハッサンは今週帰国するとのことで、早速無理矢理折り紙ワークショップ

ハッサン.jpg

ペーパーをマテリアルとして扱っているアーティストなので、上手でした。


で、買ってきたほうれん草やいろいろ野菜をたっぷり使ったオムレツをご馳走。
very goodのお言葉を頂く。
ほんとうかなぁ....でもぺろりと平らげていたから、大丈夫だったぽい。

アキリカ_オムレツ.jpg

食べるのは毎日ちゃんと食べています。はい

ハッサン曰くそしてこの辺は「リトルイスタンブール」と呼ばれる地域なのだそう。
ここ数日町を歩きまくっているのですが、コミュニティが、土地としてではなく、人のつながりでの形成がおおきいような気がします、なので土地は荒れていても置いてけぼりな感じがしているのです。


ユキノシタ.jpg

たぶんお正月の大騒ぎの跡。
雪が隠していた物が、溶けてでてきて地面にはりついている。
隠していたって、いつかもっと最悪な状態でででくるんよなーとか、でも視点を変えるとそれも美しく見えたり。


それは、都市には避けられないことなのかもしれない....
東京だってそうだけど、でもそれを越えようとしている人たちは各地域に居て地道にアクションを起こしていること私は知っている。
ベルリンでもそう云う人たちに出会えないだろうか。。


それでも近くにあるゲルリッツ公園は、唯一の置いてけぼりにされていないみんなのオアシスのような場所。ゴミもあんまり落ちていない。

ユキノシタ.jpg

さて、今日はどこを歩こうかな。





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2009年01月13日

Enjoy my soup


マーケット.jpg

それにこんなの見せられたら、ねぇ、料理せずにはいれないよぅ。


アドレナリンがですぎて買いすぎました。
ハーブの一束が尋常ではありません。
他は好きなだけ袋に詰めて量り売り。


coffee_be.jpg


ということで、今日の夕餉はスープを作る事に。
野菜たっぷりのトマトスープ。
ジャガイモの甘みが日本のどの種類のものより柔らかい気がします。

トマトスープ.jpg

はーやっと暖かい食べ物にありつけました。
(日曜日はお店がほとんどお休みになる事を忘れていたのです。)

ポジティブな気持ちに転換するきっかけって、自分でもよくわからないけれど
たぶん食べ物は大きい。食事は大事だなー。




posted by akirika at 06:09| Comment(2) | TrackBack(0) | ベルリン

2009年01月12日

晴れた日曜日

まだ体内時計が日本時間で、へんてこな時間に寝たり起きたりしています。
朝8時くらいに気持ちが良くって散歩。

さすがに寒い。

sakura.jpg

私をおいかけてくるわんこ、かわいい



日曜日なので公園は幸せ溢れる空間

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近所にあるパン屋さん、お店のお兄さんはドイツ語を貫くので私も頑張ってみています。

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午後は近くのサンデーマーケットへ自転車を物色しにいってきました。
格安ミニチャリをゲット。
この子とこれから3ヶ月ベルリンを堂々めぐりします。

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ほんとうは最初別のチャリを買おうとしたんだけれど、サドルがびっちり溶接されていて全然下がらない。どうみても下がらない構造なのに、むりやりガンガンハンマーで下げようとするおじさん、これで下がったらきっと別の支障がでるよね、と突っ込むも、無我夢中。手伝ってみたり、アドバイスしてみたり..面白かったけど時間かかったー。
たぶん止めなかったら一日中やってたんだろうな..

ま、いつもの私らしい展開でこちらでもやっているということです。




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2009年01月11日

ベルリン

東京の雪の予報は外れて、無事成田までたどり着き飛行機にも乗れました。
今回はスカンジナビア航空を使ったのですが、北をかすめてコペンハーゲンに向かいます。

青森の上空にさしかかったときは、心の中でいってきますと云ってみました。


青森上空.jpg

未踏の地でいつか足を踏み入れてみようと思っている六ヶ所村を上空から眺めらられるかもとすこし思ったのですが、私の席からは見る事ができませんでした。


乗り継ぎで降りたコペンハーゲンはザ北欧という感じで、テーブルとかソファーとかがいちいちかっこいいのですが、ゲートへ向かう通路がすごく素敵で、ここで展示とかぱりっとはまったら、きっとかっこいいに違いないと、成田のごちゃごちゃした空間に無理矢理置かれた作品を観てからなのでよけいに思ってみたり。。。

コペンハーゲン空港.jpg


そして、おびえきっていた極寒のベルリンの滞在スペースに路頭に迷いながら(マジで半泣きしそうになったのだ!)通りすがりのマダムに助けられ、夜中にたどり着き、云われていたほどさむくなかったのと(たぶん八戸くらい)装備もそれなりだたので凍らずにすみました。

いや、ほんとう八戸いっておいてよかったですtecoのみなさん

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滞在するGlogau AIR

今日は友人のフローにベルリンのヨドバシカメラのようなお店に連れて行ってもらって、必要なものを買いそろえ、フローと別れた後街をがしがし街を歩きました。
自転車を手に入れてみたくなってきています。

慣れるまではどっちかというとネガティブな考えからスタートしてしまう自分、けっこう今回はそれの最たる状態で、行く前からかなり凹んでいたのですが到着してそれが最高潮に。
でもまぁそれが私だし仕方ない...とぼんやりそれを手に取ってだらだら考え込んだりしています。まぁそれはいつもの事なわけで...

夜、たぶんそんな私を心配してくれたフローからの誘いで外に出たら昼間はどんよりしていた空が晴れ渡っていてきれいな満月。

月.jpg


滞在初日の夜に見る美しい月。
それだけで、ふわっと軽くなったのでした。

気持ちって不思議で大事です。
やりたい事も、時間はたっぷりあるので、いろんな人に対話を投げかけながらやってみようと思います。

あとは英語力ですね。






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2009年01月08日

サイトウサントドウドウメグリ

旅立つ前にいつも会うタイミングになっている元同僚の斉藤さん。
今回も絶妙なタイミングで連絡くれて、大国魂神社にもご挨拶したかったし、おいしいラーメン屋ふくみみにも行っておきたかったということで、斉藤さんを誘って府中を歩く。

元会社の話を面白可笑しく報告してくれる斉藤さん。
私は話を20%くらい聞きつつ(笑)彼女の呼吸を足音のリズムそのもののほうに心地よさを感じ、府中の街の裏道やら面みちやら、歩きたい方向へ歩いて彼女を彷徨わさせることに没頭。

公園に着いたとたん、彼女のトークの速度が急にかわった、
そこは斉藤さんが小学校のときに通ったプールのある場所。

その彼女の記憶の温度を感じて、
あぁ、私はこういう感覚を作品を通して引き出したいんだなーと沁みる。

沁みているのを斉藤さんはたぶん相変わらず気付いては居なかっただろうけれど...

大国魂神社のおみくじは吉
旅行はよくないって.....


omikuji.jpg

今回のは旅行ではないから大丈夫なのだ!


昨日ベルリン在住のフローリアンから
「ベルリンはすごく寒いよ、昨日は-18°だったよ、気をつけて」
とメール。。。

気をつけてっていわれても....
-18°って、もう何がなんだかよくわからないよう。

ヨーロッパは大寒波が来ているのだそうです。
そして明日は朝から東京も雪が降るのだそう。。


どろーん

極端な悪天候型アーティスト継続中。
今後もご期待を。


posted by akirika at 23:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々

2009年01月05日

あけましたね、おめでとうございます

だいぶんすぎてしまいましたね。

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お正月は、なにも準備していなかったわりに、頂いたお餅でお雑煮をつくったり、おくられてきたお魚でおせちっぽい料理にしたり。近所の神社に初詣に行ったら友人夫婦に遭遇したり。。
ふつうに地味にのんびり過ごす事ができています。
はー日常。

昨日は友人と久しぶりの再会し、岩盤浴でうだりながら、お互いのどうどうめぐりっぷりを讃え合い、なんでか泣きながら抱き合うおばちゃん2人。(やばすぎるよね)

そして今日は久しぶりの神保町ー秋葉原散歩。
カレーの王様ヘリオ氏一押しのお店にもいってきました。

IMG_4103.JPG

雀荘つかさのカレー。そう、雀荘、ランチタイムなので雀卓にテーブルクロスです。
普通のやさしい手作りカレー珈琲付きで400円
カレー街神保町恐るべし


ここのよさがわかれば、神保町マスターだよね、と云いながらヘリオ氏に別れを告げ秋葉原へ。
今回はパーツ屋目当てではないのだけれど、やっぱりついつい秋月には行ってしまう私。
またお世話になります、と心のなかで新年のご挨拶をして、必要なものを買いそろえて、抜け道をのんびり歩きながら御茶の水まで歩く。。

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トーキョーはやっぱり今の私の基地だなーと沁みた一日。

ことしもぐいっとがんばろう。



posted by akirika at 20:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々
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