2009年04月15日

平坦な日常の落としあな、または抜け道?

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このあいだの日曜日に、永岡くんと井の頭公園へ。
桜の時期の井の頭公園に行くなんて、ちょっと無茶だったけれども、なんとなくだらっと井の頭公園で八戸の去年のプロジェクトのことを振り返ってみたかったから。。

用意された休日そのもののその場所は、池にはボートがびっちりで、林には木々の間に人が埋まっていた。

それをぼんやり眺めながら、振り返るというよりお互いの目線の会話をした。


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近所の農家のおばちゃんのおみせの野菜が今は品薄でどうやら今は端境期のようだ。
私がキャベツはいつ頃?と聞くと、
「そうねぇ〜上手くいけば、ゴールデンウィークあけかなぁ...」

そうだった、未来とは、そして自然とは約束できるはずがない。

それでもやっぱり春キャベツの塩揉みが食べたくて、
普段はあまり行かない駅前のスーパーへ行く。
春キャベツは売られていたけれど、高すぎて断念。
かぼちゃの煮付けに気分を変えて、根菜コーナーへ、そうしたら北海道産ワンカット300円 ニュージーランド産ワンカット97円と、見た目はそっくりの二種類(?)のかぼちゃが隣り合わせに売られている。

どっちかというと今、旬を向かえているのはニュージーランドじゃない?
(そんなことはないか....)

なんだかそれは、生産者と消費者の営みなんて関係ないところで、食べることと経済を一緒くたにしてしまった、そんなへんてこな世界の落とし穴のように見えたのだ。

私はしばらくかぼちゃの前で考え込み、ニュージーランド産を買った。
北海道産には悪いけれど、彼らの誘いに乗るのはやっぱり不愉快だ。
いや、誘いにのったのか?
既にその店に足を踏み入れている事自体が誘いにのっていることなのだろうけれど...

ニュージーランドからやってきたかぼちゃだって、ベルリンで出会ったオレンジ色の皮の「hokkaido」って云う(!)かぼちゃでだって美味しいかぼちゃの煮付けは出来るのだ。


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ほらね。

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スーパーの帰り道は激しい雨。
久しぶりの恵みの雨を心地よく感じながら、先日永岡くんが話していた生産者中心の市場についての彼の考えの話が、私の内側でずっとくすぶっている事に差し水を注してきた。

美術が暮らしの先のハレの場所、祭として存在できるのであれば、人と人を、そしてコミュニティとコミュニティとをダイレクトにつなげる祝福された場所になる。
それは何も今更始まったことではない。


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ひさしぶりに着た黒のウィンドブレカーのポケットから去年稲刈りのときに入り込んだのであろう稲籾が数粒すみっこにかたまっていた。

あの天空の場所のような田んぼもまた今年の田仕事が始まる頃だろう。


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相手のために用意する事はなにもなく、自分自身の傾き方を貫く事でつながっていく一つの線を幾つも自分を通過させる事。


そう、私たちはいつでも雀蜂と蘭の関係になりえるのだ。
posted by akirika at 01:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々
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