2009年06月29日

夜の小学校

夜の学校でパーティってもうそれだけでわくわくする。

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四谷のまんなかの小学校(元)
階段の下からものすごい熱気。
でおりてくとこんな張り紙。

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で、さらにおりて行くと

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とか

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正体はオルタナ美術部のショーケース展

。。

オルタナ美術 ショーケース展─今可能な「美術」とは何だろう─
2009年6月25日(木)〜7月5日(日)会期中無休、入場無料
11:00〜18:00
CCAAアートプラザ・ランプ坂ギャラリー ランプ1、2
東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内
http://www009.upp.so-net.ne.jp/ccaa/index.html
交通:東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」下車徒歩5分、
都営地下鉄新宿線「曙橋」下車徒歩7分
企画:Tattaka

オープニングパーティではTattakaさんはじめみんなのDJやパフォーマンス。
だらっと濃いー空間。
なんかちょっとベルリンを思い出す、そんな感じだった。
でもまぁ22時にはお開きってところが元小学校だしってことで健全。

で、個人的に、これを見なければというお目当てが
友人で、ゆるゆる釣り仲間のヘリオさんの作品あるいは仕掛け

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仕掛けの説明、本人のブログ言水制作室内外より抜粋

。。

私の展示物は、釣竿、鐘、携帯電話などを組み合わせた仕掛けです。
携帯電話なのですが、会期中、6月25日から7月5日の間の午前11時から午後6時、展示中の携帯に電話をしてみてください。
携帯電話番号 090-3817-7596
通話料金はかかりませんが、誰も出ません。何回かけていただいても結構です。携帯電話が震え、仕掛けに変化があらわれます。
この携帯電話は2007年9月の個展(SPACE-U、群馬県館林市)では気配として、
同年12月〜08年1月のグループ展「意識」では、鳥として使われました。今回は魚の役目をします。

着信振動としてあらわれる繰り返しは、エドガー・アラン・ポーの詩から着想を得ています。

他にも、鐘、振り子(みたいになっています)は彼の作品によくみられるモチーフですが、先ほど展示してみた様子では、およそ馬鹿げたしろものとなりました。

。。。


馬鹿げた代物ほどいとおしと思ったのは
私もそちら側だからでしょうか...

欲望の構造、あるいは待ちこがれるものへの敬意とそれを引き当てるためのツールそんなことをふわっとおもい浮かべた。

手すりにくくりつけられたグリップと、リールの大きさ
竿の撓り具合、その先に小さく金色に色めく鈴、重く垂れ下がる古びた鈴。
その一つ一つにうっとりと見入ってしまった。

結果はどうであれ、やっぱりあれはいいと思う。


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そしてその作者のヘリオさん。

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髪型が昔にもどってて懐かしいね。
ビールと焼きビーフンがなんて似合うのだろう。
と感心してしまったのでのっけてみます。








posted by akirika at 22:49| Comment(282) | TrackBack(0) | 展覧会

2009年06月25日

はんばいそくしん

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知る人ぞ知る小冊子「堂々めぐり」
300部やっと製本完了しました。わー。
何年かかった?どれだけ逃避した?


今月の初め、イカす団地にすんでいるあしたののんきちゃん宅でナイスなマシーンをおかりして、おやつを食べたり、お茶したり、終わったら別の棟にすんでいるさっちゃんにうまい酒の肴をつまみながらだらっとさせてもらったり、そんなちやほやされて裁断終了したのに、ナンバリングに踏み込むまで半月以上かかってしまった。。

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のんき宅についてすぐにおやつタイムの図。
さっちゃんがとなりの棟から水切りしたヨーグルトをもってきてくれたり、、この距離感、ちょっと楽しいね(笑)



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このすてきなマシーンがなかったら、いちいちカッターで裁断するつもりだったということを今打ち明けておきます。


で、昨夜我が家のちゃぶ台で内職のように、ナンバリング作業をすませ、303部(本当は300部の予定だったんだけど、なぜか...)完成。


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小冊子「堂々めぐり」は2003年5月から2006年10月までここで日々のつれづれを不定期継続していたものを、月日の順番で再構成し加筆訂正し冊子にしたものです。
今は休刊中のetc発行人で友人の言水へリオ氏による、画期的なアイディアにより、手作り感たっぷりな冊子となっております。

制作して2年半が経っている「堂々めぐり」
途中で恥ずかしくなったら、封印しようと思っていたのですが(笑)
なんだかまだ封印にはいたっておりません。

大きさは文庫本サイズ、鞄の片隅にいれといて時々電車にのって眺めてみたり、お風呂場で読んでくちゃくちゃになってもOK、それぞれの人の日々によりそえる一冊になれたらちょっとうれしい。

これまで購入していただいた方には数字にこだわる方が多かったので、ここで在庫のナンバーをお知らせします。

113〜116
122
132〜135
152〜154
156〜158
160〜303

言水制作室言事堂(なんか親戚みたいな名前だね)も在庫を持っているので
ほかのナンバーを強く希望される方ご相談ください。

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表紙の銅版画の原画(1/303ピース)とナンバリング付き

著者    安岐理加
制作/発行 言水制作室
2007年3月3日 発行
48ページフルカラー、中綴じ
A6判
303部限定 定価500円(税込)


ご購入ご希望の方はメールにてお知らせください。
また、取り扱い希望の方もお待ちしております。
info@akirika.com

沖縄の言事堂さんでも取り扱っています。
言事堂 通信販売部

どうぞよろしくおねがいします。
posted by akirika at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | おしらせ

2009年06月24日

まいにちあついね

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アキリカ、それブログにのせるんか?

posted by akirika at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のにゃんこ先生

2009年06月23日

ぴかぴかの青空

沖縄みたいな夏空の日に
ながれながれていたごみちゃんとのルヴァンデート。

ごみちゃん寝坊で一時間遅れ(笑)
でも、そんなことも天気が良いとすてきな午後の読書タイムになるのだから不思議。
いやル・シァレが心地よすぎたのか。。

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本日のスープはキノコと水菜のスープ。やさしい味でした。


で、ごみちゃんは相変わらずかわいくって、元気。
でも先週まで猛烈に忙しかったはずのおつかれちゃん。
その開放感か、安堵感かな、まったりとでもしっかりと、会話はくるくる。
私は結局行けなかった別府の混浴温泉の話とか、wanakioのとき一緒だったみんなの話、先日のAAFグランドオープンの話とか、おいしいご飯と一緒に、会話も妄想もぐるぐる。

今年の夏は、みんなでわくわくするすてきなことができたらいいねー。
なんて、青くてまぶしすぎる空を眺めながらお互いふわーっっとする。

代々木上原駅への帰り道、いちいち気になる道やらお店やらに入りながら、またお互いに妄想スイッチはいったり。こういうの久しぶりだ。
私もここのところ机の上での悶々作業でちょっと疲れてたのかもしれない。


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代々木上原からルヴァンへの道は、細い道が面白い。
こんな道見つけちゃうと、いっちゃうよね〜


そうして夕方前におたがい次の予定もあるので別れる。
ぴかぴかの青空、なんだかやけに今日は気持ちが沖縄に近い。

そういえば、今日は慰霊の日、沖縄の終戦記念日だ。
ということはもうすぐ沖縄は梅雨明けだね。

posted by akirika at 23:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々

2009年06月22日

梅煩悩

今年はやめておこうとおもったのだけど、アトリエの梅がみごとで、この誘いに乗らないなんて、それは罪だ、ということでばっちり脚立たてて梅5キロゲット。
梅しょうゆ、梅シロップ、梅酒

今年の梅酒は与那国の「どなん」43°と与那国産黒砂糖でつけました。
写真がなんだか沖縄チックですが、東京の我が家です。


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夏至の昨日、ちょっと遅いけど梅干も漬けた。
今年は殺菌にどなんを使って、瀬戸内の塩、ベルリンで買ってきたリンデンの蜂蜜。


ちなみに去年はこんな感じ。
一年ってはやいなぁ。
posted by akirika at 06:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々

2009年06月20日

むかしみた映画

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映画に求めるものはプロパガンダなどではなく、問いを問いのまま宙吊りにすることだ。
正しいとか正しくないとか、そんなことはごまかしなんだと、映画を見終えた後、心の底からニヤリとした。
映画の内容はまぁグロすぎて、なぜだか胃もたれしていたけど...


自分だけが傍観者ではなく、問いの中に自ら身投げする。
なるほど。

ベルリンで見た「精神」も同じ感覚を覚えた。

「精神」公開始まりましたね、興味の有る方は是非。

そして、10年前に見た映画は「死化粧師オロスコ」




posted by akirika at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009年06月19日

珈琲飲んでる?

相変わらず中華鍋焙煎続けています。
これからの時期はちょっと苦行(いや、いつもで苦行)なのですが、美味しいしその日のひらめきのブレンドは楽しくてやめられません。


最近面白い生豆を購入。

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「ルワンダ カダレ」 ストレートでもとてもバランスのとれた味。

今朝のひらめきブレンド
ルワンダ1.5
インドネシアジャワアラビカ1.5
ブラジルハニーショコラ1

なかなか面白い苦みと香り。
さめても美味しい。

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お日様が気持ちよかったので、縁側珈琲

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珈琲の麻袋はにゃんこが大好きなので縁側で長年愛用しています。これはブラジルの袋。

..............

大好きな珈琲店のpotohotoさんから時々来る、珈琲メール。
栄町市場の空気も運んできてくれて、飛んで行きたくなってしまう。。。

カウンターに一度座ってしまうと、私はついつい長居して、マスターのやまてつさんと珈琲談義が止まらなくなるのです。


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みんな、今日の珈琲楽しんでる?





posted by akirika at 11:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 珈琲

2009年06月14日

記号 言葉 祝詞 空間

『みこともち』をする人がこの言葉を唱えると、
最初にその『みこと』をと発した神と同格になり、さらにまた、 時間において最初それが唱えられた時と同じ「時」となる。
つまり、空間において、最初にそれが唱えられた処と同じ 「場処」となるのである。


※『みこともち』 
神言の伝達者、またはそれが転じてその「みこともち」が「みこと」を唱えること。

折口信夫「祝詞の発生」より。

。。。。。


言葉という祝詞の前にたたずむ

新国誠一の《具体詩》詩と美術のあいだに

目の前に広がる、記号の空間。


言葉とは空間を満たし、そこを操る存在なのだろう。

先日初めてオイリュトミーを経験したときに感じた宇宙的な空間を思い出した。

。。。。。。。。。。。。。。。。。

夜ongoing。
現在開催中の接続解除のゲストトーク。
ゲストスピーカーは針生一郎氏 

氏は冒頭に昼間見た新国誠一の具体詩に触れる。
そこからChim↑pomのピカッの問題、そして開催中の接続解除へ。
記号を言葉に変換しそれらは祝詞となってその時間だけの空間を発生させる。

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他者の居ない社会の リアリティのない現実に 浮遊する記号


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「自分で考えろ」
トークの最後、氏の鋭い眼により力が入り
言い放った言葉は、今の私のツボに絶妙にリンクしていて心地よかった。

。。。。。。。。。。。。。。。。

会場でばったり久しぶりに画家の上野慶一さんに遭遇。

彼は自身の制作活動を「ダウンジング」と云い、私は「堂々めぐり」と云う
その差異を心地よく思ったことを懐かしく思い出しながら、針生氏のトークを軸に今の互いの視点をかわす夕餉。

自分自身のわけのわからないロジックを引き当てていく行為
何を道具とし、自我を何処に向かわせるのか。

その道具を信じてダウンジング/堂々めぐりを貫くこと。
それが表現の自由の責任というものだろう。

。。。

表現に対して批難されること、それは表現を他者に向けて発信する手法を持つ者にとってはさけられないことだし、それはある意味芸術が信じられていることの現われだとも思う。
それをふまえたうえで、謝罪したChim↑pom、対話した蔡國強氏はそれぞれにそれぞれから発せられる記号→祝詞ととらえてみるのはどうだろうか。。。。

それは他者を巻き込む空間にならざるを得ない。





posted by akirika at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 関心事

2009年06月10日

机の上から半径100メートル

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ある日の朝、学校に行く前にとなりのひかりちゃんから誕生日プレゼント。
ちなみに私の誕生日は4月だけど、彼女のひらめきと行動力は、いつもすてきな4年生。

。。

ここ数週間、机の上で世界を広げたり深めたり。
悶々としてくると、近所にある農家のおばちゃんのお店に行くことにしている。

先週あたりからキュウリと青しそが登場し、今日は枝豆がデビューしていた。
おばちゃんが出す野菜のお題、それをおいしくいただくのが私の答え。
用意された正解はない。

「これだからついつい毎日きてしまう。」
と云うと、おばちゃんはうれしそうに笑っていた。


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ある日の答えの「豆腐キッシュ」お題はブロッコリーと新タマネギ。

。。

前から気になっていた工房で作業している白人のおじさん。
ときどきここの工房のことは木曜日の秘密カフェ(私は勝手にこう呼んでいる)でも話題になるので、気になってしょうがなくて、話しかけてみたら、いろんなところにいってその場所の土をつかって藁と混ぜてブロックを作って、建物をたてているアーティストなんだそう。
都市、田舎ところかまわず出没するランドアーティスト。
現在はここに滞在して地元産ブロックを積んでトイレをつくっているのだそう。
私のリアクションがよすぎたみたいで、「君は何をしている人?」と即座に聞いてきた。
で、明日2時からワークショップがあるからよかったらおいでと誘われる。

。。

昔からあるけど一回くらいしか行ったことがなかったアロマショップに立ち寄ってみる。
さんざんネットで探しあぐねていた体調に合わせてブレンドされたハーブティが見事な取り揃え。

。。

小学校のちかくにあるびわの木はたわわに実っているのに、鳥も気づかない。
毎日帰ぎわ、熟れたのだけもぎって帰るのがここのところの日課。
小学生5、6人に遠巻きでながめられたので
「ここのびわおいしいよ」と教えてあげた。

。。

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これはうちから500メートルくらい下った田園地帯の田んぼ。
この辺りは暦通りの田植えをするのだろうか、まだ植えていない田んぼもあった。

私の密かなチャリンコ&散歩旅コースのこの田園地帯には湧水群崖線樹林(ハケ)、小さな範囲だけれど雑木林もある地帯。
映画センセイの鞄
のセンセイの家らへんあの景色はこの辺の風景。
大好きな場所。



ここの環境はかなり力を入れて市と地域の人がが保全している事を知る。
年数回のペースでうちの市が「水の懇談会」をやっているっていうのだそう。
私はそんな事をしらなくて、それも最近木曜日の秘密カフェで教えてもらった事。

「水の懇談会」市内在住者、勤務者ならば誰でも参加可、今度参加してみよう。

。。

机の上から半径100メートル(ときどき500メートル)
それを井の中の蛙と云うか、宇宙つながるドコデモドアと呼ぶか。。。



posted by akirika at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々

2009年06月02日

ひさしぶりに奴が来た

我が家の愛猫にゃんこのマブダチのナカザワさん。
名前の由来は友人中沢さん(女子)ににてたから(今は全然似ていない。)
彼はの縄張りは結構広くて、通りすがりに私は普通に「あ、ナカザワさん、げんき?」とかいっちゃうもんだから、となりのひかりちゃんも、ひかりちゃんのお母さんも彼の事を「ナカザワさん」と呼ぶ。

私があんまり家に居なかったからせいもあるけど、全然最近通りすがりにも遭遇していなくて、ちょっと心配していた矢先.....奴は帰ってきました。
多分一年以上ぶり。。。

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ナカザワさんファンのK10ちゃん、おまたせしました(笑)


にゃんこも久しぶりみたいで、ちょっとうれしそう。
仕方がないのでにゃんこの療養食をあげた。
(にゃんこはただいま膀胱炎&結石治療中、どろーん)

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めっちゃおいしいみたいで、がっつくナカザワさん
ほんとうにおいしいみたいでにゃんこも療養食で500g太った。

考えたらにゃんこがうちにやってきてから9年、そのおまけのようにうちに通うようになったナカザワさんは基本旅猫なんだと思う。
決してここが彼の常宿ではないのに、よそ者が来たらとりあえず威嚇し、絶対負けないナカザワさん。(今日も最近のこの辺りのボス[キンジョウ・白猫]とうちの庭ではち合わせ、さらっと威嚇して追い払ったのだ。)
らない間に知らないどこかの誰かに去勢手術を施されても尚、旅猫を貫くナカザワさん。

時々寅さんみたいに現れて、風とともに去っていく。

男だなーナカザワさん。かっこよすぎるぜ。
posted by akirika at 22:27| Comment(4) | TrackBack(0) | 今日のにゃんこ先生
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