わたしの居場所
私たちに与えられたお題は
いつのまにか命題のように時々奥の方でこだましている
。。
とある公的施設から毎月送られてくる便り
最後のページのH氏のテキスト
それを読んで思わず泣く
どうしようもない自分、それは仕方ない
昔H氏とそんな話をした事を覚えている
かれはかれの居場所でアーティストたちのそのどうしようもない部分までも引き受けようと、ほんとうにどうでもいいことをひとつひとつ丁寧に、そしてラディカルに、ひたすら問うている
。。
とある古い工場のなかで迷子になったふりをして
次から次へと扉を開けて進んで行き着いた
空間全体が重い音に支配された
薄暗くしろい閉じられた場所
ふゆかいな振動による音に囚われる
そこから動けない自分に気づいたとき
さめざめと潔い気持ちがした
居心地がわるい
そのことが居心地がよい
それこそが私の居場所なのかもしれない
そして再び私にとっての非日常へ戻る
そこはあまりにも平坦すぎて居心地よくしつらえれているけれど
居心地が悪い。
。。
あなたへ
あなたが日々問い続けている事は私にとって励みなのです
2009年07月16日
