2009年09月29日

旧友

「四十にして迷わず、っていうけど....四十歳になって、迷うことに迷いがなくなったよー」
沖縄に住んでいたときのお隣さん泉ちゃんと久しぶりの電話での彼女の一言。
学生のときから彼女のささやきはなんだか哲学的で、久しぶりの泉ちゃん節が懐かしかった。

最近学生のときの友人と連絡することが多い。

ときどきくるハマヒガさんからのよくわからないけどぐっとくるメールは、いつも今居る自分の場所を考えたりするし、今年から石垣に行ったヒロキさんの相変わらずなヒロキさんぶりにはテンションがあがる。

旧友たちみんなはそれぞれにそれぞれなのだけど、あの美大生特有のうだっとした感じを共有したという、なんとなく同じ穴の狢な感じを引きずっている。

ソフトボール大会なのにやたら仮装にちからいれたりとか、鋳造実習で徹夜なのに、夜食に力入れてしまうところとか、制作のおいこみとかみんなでどろどろに溶けてしまいそうなくらい疲れてたりするのにまだ話しちゃうとかね..
あの感じ、脈々と体の中に残っていて、手放せないなー、なんて思って

久しぶりにJ氏のブログを覗いたらシンクロニシティ。

あ、でもベルリンだけどね。ミュンヘンじゃなくて....
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2009年09月26日

ひきこみせん

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連休の最後の日に、Eさんに連れられて引込線

伊藤誠さんの「船」に再会。
ここの船からの眺めはまた格別なはずだけど、腰への負担はちょっと怖いから装着はしないでおく。


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こうきて....

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こうなわけですよ。

。。


各作家の作品とそこに居るメンバーのなんとなく流れは汲み取られるなか、ちょっと異色な存在としてM氏のインスタレーション。
「アート難民」
コンセプトも、見せ方も、展覧会との絡ませ方も巧い。
でもなんだかのどのおくに引っかかる...
それは私のリアリティと作家のリアリティの差異といえばそうなんだろうけれど、イロニーで美術は発生からここまでやってきたのだろうか、、とぼんやりしてしまう。

。。


利部さんのインスタレーションには、女子の心の日々のときめきがちりばめられて、展覧会の最後に彼女が居てくれたことがうれしかった。

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ぜんぜん分かんない写真だけど利部さんのインスタレーション



帰り際、S美のHさんご夫婦に遭遇。
多分2年ぶりくらい。

展覧会でこんなふうにばったり再会するたびになんとなく感じるのは、散らばった人たちを集めるハレの場所としての力。
それをもっと意識したやり方はたぶんあるし、本来美術はそういうところから発生したのだと云う個人的な確信。

「美術が必要なくなることなんて、これまで一度もなかったし、これからもそんなことは絶対にないよ。」

梅雨入りした頃、疑心暗鬼になっている私にとある方が晴れやかに投げかけてくれた言葉。

この夏の神山での私はそのままのことを体で感じていた。







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2009年09月25日

妄想する欲求の円環

徳島で知り合った方にいただいた美生柑の皮
酵母がたっぷりいますと云う顔をしていたので、
入院中からそれを捨ててしまう事がどうしてもつらくって
帰京するときに二個もって帰って来れたので迷わず酵母を起こす。

連休中、向こうでお世話になった人たちの顔を思い浮かべながらパンを焼く。
隣のひかりちゃんとおかあさんのめぐみさんとも一緒に。
天然酵母のパンはこねてからじっくり発酵させるので6時間くらいかかるのだけど、隣だから、適当に、ふくらんだ〜?とかいいながらいったりきたりして..


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ドライフルーツのパン

で、パンを焼いていたらお見舞いのお礼を送った神山の方からまたすだちが届いたり、すだち酎が届いたり。。


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ひかりちゃんがこねたパンとすだち



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ぐるぐる ぐるぐる 
相手の喜ぶ顔を妄想する欲求の円環
互いを理解しあおうとする本能的な反応による行動。


パン教習のお礼にひかりちゃんからはルッコラ(すごいりっぱなの)をいただく。

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先日いただいたかぼちゃのお礼に福島の彼女にも送った。
楽しんでもらえたみたい。

http://hohohonoji.exblog.jp/

パン笑ってたんだね。
送られている途中で笑ったのかも(笑)




posted by akirika at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々

2009年09月16日

かぼちゃ

帰宅したら福島の友人から小包
大きなカボチャが新聞紙とエアキャップに包まれて緑の包装紙に赤のリボン。
私のブログを見たあとの突発的な彼女の反応。
その温度がかぼちゃに充ち満ちと蓄えられていた。
http://hohohonoji.exblog.jp/10208507/

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posted by akirika at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々

2009年09月12日

げんかんでこおろぎが鳴いている

ヒトヤマ案山子.jpg


今年の夏が暑かったのか、そうでもなかったのかよくわからないまま終わろうとしていて...
季節は変わり、窓から少しだけお外に出てみたら、世の中は期待と不安を同時に抱く時代の入り口にいて、その感覚の当たり前さに希望を感じています。


心の中にいっぱい引っかかって絡まっていたことがほろりとほどけた感覚を覚えた翌日に、なにかに「いや待て違う」と言われるが如くとある土地に引き留められていました。

と云うとなんだか聞こえがいいので、正直に打ち明けると....
ドジって足を滑らせてちょっと高いところから堕ちて大事なところを骨折。

この夏はみっちり療養していました。

堕ちた状況とかけがの具合とかは聞く方が怖くなる感じなので、詳細な説明はやめておきますが、心理的な感覚は、なぜだか堕ちているときからずっと落ち着いていて、ぎりぎり軽症で済んだから言える事だけど、おきるべくしておきた事なのかもしれません。

そんな夏を通り抜けた今、それが何を意味する出来事だったのか、さっぱりわかりません(笑)
現象に意味を求めること事態、愚かな事。
私は未だ過程のなかを歩いているのだ、と。
そんな当たり前の事をさめざめと心地よく心の中にはりつけて帰ってきました。

1ヶ月情報がほとんど遮断されたサナトリウムのような場所での日々。
なんだか心も体も免疫力があがったような気がします。



さて、まだまだ体力は6割くらいですが、ゆるりと日常を動かし始めます。

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posted by akirika at 08:19| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々

2009年09月05日

ながいこと

ブログをさぼってしまいました。

さぼったのではなく、かけない状況に居たわけで。

なんと云うか、

大人の夏休み?

まぶしい空を毎日眺めていました。



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さて、季節は秋。

ゆるりと反芻しながら、日々をまたゆっくり動かしてゆきます。
posted by akirika at 21:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々
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