2010年06月29日

海であいましょう

雨はしとしとと、水無月を名残惜しむかのように降っています。
もうすぐ7月。

これから私は島へ向かいます。


それぞれの海
それぞれの島
それぞれの径


hitoyama2.jpg


瀬戸内国際芸術祭は7月19日から
私は郷里である小豆島で作品を展示します。

さて、みなさん、今年の夏は海でお会いしましょう。
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2010年06月22日

ポッカリ月がでましたら、

  ポッカリ月がでましたら、

  舟を浮かべて出掛けませう。

  波はヒタヒタ打つでせう、

  風も少しはあるでせう。



ぴかぴかした今日の月
中也の詩が降りてくる夜。
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2010年06月16日

今年の梅作業

今年は春に霜が降りたせいか、梅があまりなっていない。
いつも梅干用の紀州梅を買う八百屋のおばちゃんも
「今年はねぇ....」と言葉少なめ。

でも、やっとみなべ産のいいのがはいってきたよ、って教えてくれたので、
数日前に、3キロかって、しばらく追熟させる。
梅の薫りは、やわらかで、まあるい。

今年は、本当に忙しくて、梅干だけになるけれど、梅の作業は、冬をすっかりぬぐい去り、夏を迎えるとってもたいせつな折り返しの作業。
長年続けたこの作業によってどうやらこの季節は節目になっているようで、
梅の薫りを辿りいろんな記憶を引っ張りだしながら、ひとつひとつもったいぶりながら、梅干の手作業をした。


今年は小豆島の粗塩と国立でとれた蜂蜜と、泡盛で漬けてみた。
来年の今頃どんな味になっているのだろう。

歳を重ねることに、愛おしさを感じる日。


にゃんことうめ3JPG.JPG

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2010年06月10日

どうしようもない世界にそれでも種を撒いてみたら

今年のはじめに撒いた種
農業を営む友人からくすねてきた南部小麦。
草と見間違うといつまでもおもっていたけれど、立派に穂がつき一丁前に色づき始めました。

mugi.jpg


種が芽を出し、葉をのばし、穂をつける間の半年間も、勿論世の中はぐるぐると回っていて、なにを信じていいのか分からなくなるときもあるのだけれど、それでも世の中は終わらないので、こんなめちゃくちゃな時代こそ、めちゃくちゃ面白いんだと、そんな風におもったりして、元気になったりして。


。。。。。。。

先日路地と人に届いていた冊子「インタビューズ」がとてもいい冊子で、嬉しくなる。
本をつくることも、それは種を撒き育て、次へとつないでゆく行為と等しいことを、この丁寧に綴られた冊子からは溢れていて。。。
読み終わって、冊子をパタンと閉じたとき、
「めんどくさい世の中をみんなで愛していこうではないか」
と、肩をトントンと優しく叩かれた。

。。。。。。。

どうしようもない世の中、それでも私は種を撒いてみたいのだ。








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