2010年08月30日

稲刈りー直島ー神保町

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肥土山、中山はもう稲刈りが始まっていて。
暑いので稲刈りマシーンはかわいいパラソル付き。

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お世話になっている中野さんに新米までいただいてしまって、この芸術祭に参加できた喜びと意味をかみしめながら東京へ帰る。

船で直島で作品を見て岡山へ出て東京へ、というルートは芸術祭期間中だからできること。
実はまだ行ったことがなかった直島へちょこっと立ち寄る。

直島は本村地区の家プロジェクトと念願のカフェ コンニチハへ。

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コンニチハは普通のお家、向かい合ったテーブルは隣り合わせのお客さんとどうしたって仲良くなってしまう距離。


。。。。

翌日は路地と人でのnight remoscope workshop
remo*TOKYO のみなさんと、1分間の映像を作るワークショップ。

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撮ってる人を撮ってる藤井さん


金曜日の夜。
会社帰りの人、呑みにいくのを断って来た人、友人と待ち合わせてきた人
いろいろなところから路地と人に辿り着いた人たちが、レクチャー受けて、映像とって、それを見ながらのんびり呑む、そんでお互いのことを話したりして、なんとも素敵に繋がる。
またやりたいし、いろんなところで出来るよね〜とスタッフ側もテンションがあがったのでした。

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皆で撮った映像を、窓に投影して外から見たらこんな感じ。
路地を往く人がはっと気がついたりして、またそこがぐっとくるのです。

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。。。。

最近激しく移動して、毎日のように魅力的な人たちに会う機会に恵まれていておもうことは、「誰と何をやるか」が重要。そうしたら自ずと何処でやるかもくっついてくる、ということ。
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2010年08月19日

そうめんナイトと瀬戸内国際芸術祭と阿波踊りと神山

11日
路地と人で、斉藤くんたちのグループ展Circle Xのオープニング

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原田企画ちゃんと久しぶりになんだかゆっくり話をして、
この場所の事をお互いに反芻しあった翌日、私は西へ向かう。

。。。

12日
一昨年の冬、八戸で知り合った永岡くんと岡山のかじこでおちあい、夕暮れの川沿いを散歩。
彼は今北京で働いていて、相変わらず忙しく、でも感受性豊かに生きている。

よるはアキリカプレゼンツ、そうめんナイト。たくさんの方におこしいただく。みなさん地域になんらかの形で根ざした活動をされている方々、そうめんをかこんでぐるぐると話が繋がる夜。

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かじこは、架空の場所のような感じ、旅の途中の夢の場所のような、ふわりとした時間だった。


。。。

13日
翌朝皆が寝静まっているかじこを後に永岡くんと小豆島へ向かい、肥土山、中山を巡り、夕方高松へ渡って仏生山温泉で汗を流し、夜には徳島の阿波踊り。
はじめての阿波踊りは、魅せることで場所を開き、繋げること、その様々な手法を体感した。


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。。。

14日
永岡くんと軽トラで神山を巡る、私が好き勝手につなぐ道を、永岡くんは彼のアンテナでダウンジングしていた。


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夜、永岡くんと別れて、高松。
言事堂店長のみきちゃんと再会。

。。。

15日、16日
みきちゃんと再び肥土山、中山と三都半島を巡る。
肥土山の人たちが守ってきた森や、猿が出没する道、そして私が昔から遊んでいた場所へも案内した。
彼女は沖縄で地域を見つめ、美術と暮らしを結びつける試みを絶えず仕掛けている達人。そんな彼女に島の場所や人に出会ってもらう事は、とても興味深かった。

。。。

17日
みきちゃんと豊島。
作品を巡る前に、祖母の家に立ち寄り、おじとおばと話をする。
作品はどれも面白くすばらしかったが、やはり地域の人たちが疲労している事は否めなくて、この温度差を近づける方法はないのだろうか、とぼんやり帰りの船で考える。


。。。。。

芸術祭が始まるずいぶん前に、地元の人と芸術祭とは?という話を幾度となくした事がある。それはものすごく疲れる対話だった。

芸術祭が始まって、私は私の信念に基づいてこの祭りをたのしんでいる。

岡山ー神山ー小豆島ー豊島
慌ただしい旅は、私がこの腑に抱いている思いを確信する旅。
旅と日常はややもすると交差する、私の今の日常はそんな距離感なのだろう。


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posted by akirika at 14:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 小豆島

2010年08月11日

花火

トウォンブリーの絵画のような....


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帰り際に河原に自転車をとめて、のんびりと寝転びながら
広々とした多摩川の花火大会。

一つの大きな球に込めた職人の思いは、火薬と火と空気との出会いにより、夜空に一瞬の閃光を放ち、私たちの記憶をも引き受けて消えてゆく。



.....................

一昨年に友人から何気なく聞いた「見れるとラッキー花火」のことを思い出して調べてみた。
2007年の国民文化祭での催し、その後継続されているのだろうか...

郷土に残る伝統文化・平和産業「阿波花火」を知ってもらいたいと考え出した「見れるとラッキー花火」。
 大掛かりな花火大会ではなく、少ない花火と宣伝費で、徳島を県内外へアピールする方法として考えました。
 「楽しい心と輝く夢をもっているラッキー(楽輝)な人だけが見ることができる」打ち上げ花火。関連イベントを約1年を通して開催しました。
 「見れるとラッキー」という開催場所を告知しない風変わりなイベントということもあり、テレビ・新聞でも全国的に取り上げていただいたり、県外の旅行代理店からも反響があったり。花火を見た方からも、多くの感謝の電話をいただきました。

世界を見渡せば、火薬が危険をもたらすことも多々ある中で今回のおどる国文祭では、危険な火薬ではなく、楽しい阿波花火として、夜空に輝かせることができました。
 これからも、小規模ながらも、阿波花火を知ってもらう活動を通じて、より多くの人に、火薬は危険なものではなく、楽しい阿波花火になることを体感してもらい、「ものの楽しい平和な使い方」を考えてもらうきっかけになればと思っています。
国民文化祭 とくしま2007より
posted by akirika at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々

2010年08月09日

自転車部

今年の春、私の相棒になったMTBのコナ。
ここのところほったらかしで、ぜんぜんかまっていなかった。
昨日は次の作品の素材をなんとなく探しに...とおもってリュックしょって家をでたら、久しぶりのコナのスピード感が楽しくて、自宅から府中、そして高井戸、永福町...
ここまで来たら、神保町まで行ってしまえと、
ユタカワサキ展の最終日を見届けるために東へ東へ。
方南町、西新宿、歌舞伎町、そこで靖国通りをまっすぐ進むのがいやになり、神楽坂へ、ちょっとわざと道に迷いながら、飯田橋、水道橋で神保町到着。

車だと見えてこない町の景色、人の流れ。
さっきまで人が溢れかえっていたとおもったら、しーんとした住宅街、
そうかとおもえば、おだやかな日曜日の家族ずれが歩く町、、
曜日によって時間がとまる町、動く町。
私たちは町までそんなふうに使い分けている。

東京はくるくると町が移り変わり、人の流れもかわる。

休日のふだんよりも増してのんびりした神保町。
路地と人でのユタさんの展示を見届けて岐路。
途中久我山の友人宅で夕飯を食べているとどしゃぶりで、そのまま泊めてもらう。

翌朝、元気に友人宅を出発し月曜日の慌ただしい東八道路を西へ。
自宅近くにさしかかったら、偶然にも自主学校遊のタニグチさん。
今誰に報告したいって、一番報告したい人が目の前にいたので、
元気に神保町往復の話をすると、珈琲を入れていただき、
そうしてタイヤバラしと交換を教えていただく事になった。

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しっかり自転車センセイにかっこいい自転車の組み方を伝授していただき、
私はつひにルビコン川を渡ってしまったのでした。


自転車って、道具なんだけど、なんか体の一部のような、そんな感じがした。

さて、次はコナとどこへいこうか。。

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走行距離合計63kmルートは↓


posted by akirika at 22:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々

2010年08月04日

蝉がなきはじめましたね。

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土用入りしても、東京は今年蝉が鳴かないねってみんながささやいていたら
ここ一週間くらいでようやくせわしなく追い立てられるようなあの鳴き声。
なければないで不気味なものだと、気付いてみたり。。


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7月中旬、無事設置も終えられて、瀬戸内国際芸術祭、
100日間のアートを巡る芸術祭始まりました。
展覧会が始まり、作品があるばしょから離れたところに居ても、
作品を通じで出会いがあったり、思いが繋がったり。。。
作品をつくっていくうえで、こんなに嬉しいことはないです。

そして、今回の設置、沖縄時代の旧友で現在は作庭家の多田さんに手伝ってもらってのかなりハードな作業だったのですが、とってもおもしろかったです。
お互い学生の頃からいろいろ経験したなーみたいなのが作業を通じで感じ合う貴重な体験。そして、庭師ならでわのロープワークの数々、教わりました。


で、相変わらず、どこでもなのですが、今回も島に居る友人たちのその暮らしに混ぜてもらったりして、作業でくたくたになった時ずいぶんほぐしてもらいました。
これからも、かれらの日常に時々飛び入り(飛び蹴り?笑)できそうな愉快な友人たち、ほんとうにありがとう。

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東京にかえってきて、先日の週末は9月に開催のこうふのまち芸術祭の打ち合わせやらリサーチやらで一泊二日の甲府。

こうふでは、空き店舗で「路地と人」を出張させて、そのお店の中で作品を展示します。

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フラッグワークショップにも参加して手の込んだ旗つくってきました。




さて、神保町の「路地と人」では先週末からユタカワサキ展 「Summer in Summer」
何が夏なのかは解らないのですが、迷い込んだ真夏の避難場所で、いきなり問いを突きつけられるようなインスタレーション。
今日白々と白い空間でユタさんとぼんやり話しながら、私たちが生んでしまったよけいな物への愛が溢れてきて仕方なかった。

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そんなこともありつつ、漬けていた梅を干したり、植えていた庭の作物を収穫したり、ゆっくりと日常を動かしています。

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東京の真夏を抜けて、お盆にはまた帰省します。


posted by akirika at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々
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