2009年04月22日

memory of in my hands

彼女と知り合ったのは何年前だっただろう。

狭い部屋でふたりきり小さな休憩台の上にインスタントコーヒー
はじめ私たちはとてもぎくしゃくしていた。
そのぎくしゃく具合がいまは懐かしくなるのだけれど...

「お互いに相手の体温をよむ癖がある」とその時私は感じた。
そして彼女は無意識に同じ体温を求めている事も私は知っていた。

私はそれに気付かないふりをしてみたり、
ときどきその温度にあわせてみたりしていた。

それがぎりぎりだったから。


ある日彼女がおやつに小さな包み紙のチョコレートを持ってきた。
長過ぎる休憩は、私たちにその包み紙で小さな鶴を無数に折る時間と、意識せずして互いに2人だけが辿りつくことができる体温を得る時間を与えた。


te2.jpg



te3.jpg



te4.jpg



te5.jpg



te6.jpg



te7.jpg



te8.jpg



te9.jpg




しずかに しずかに くりかえし くりかえし


呼吸、声、互いに癖のある手作業
それらのリトルネロが描く曲線が
2人だけが共有するテリトリー生む


懐かしくて
エロティックで
そして清々しい


偏執
だけれども
根源的

それは私の手の中に残っている記憶

posted by akirika at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/28624356
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
Powered by さくらのブログ (C) 2008 AKIRIKA All Rights Reserved