土曜日、神保町ー秋葉原ー銀座と用をすませ横浜。
ゆみこちゃんに「あれを体験した気持ちを分かち合える人がほしい。」の言葉が久しぶりの黄金町へ導いた。
赤い靴クロニクル
小さな、すこし湿気のある部屋。
はじめてあう気だての良いご夫人との川沿いの散歩。
15分の間小さな部屋で、お互いの水面を彷徨い合う会話。
赤い靴はいてた女の子の詩の呪文をかけて部屋から放たれて
小さな無数の部屋を対岸に赤い靴を履いた見えない女の子に連れられる夜。
女の子といつまでも夜道を歩きたかったのに、
私は言われるがままに、元の場所へと還ってきてしまった。
その事に、空虚になりながらも、安心もしている。
そして、あの夜であった彼/彼女たちも、ある一定期間の装置から解放されて、今は彼らの日常に戻っているのだろう。
そして、川沿いを一緒に歩いた、あの見えない女の子はどうなってしまうのだろう。
きっと忘れる事はできないこの心への蓄積。
あぁ、この気持ち、自分自身の空洞にもっともっとぶつけたい。
2010年03月14日
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/36377039
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/36377039
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック

僕も一緒に回った初対面の人たちと終着点で長々と話しました。
ただ、「リサーチ」の、リサーチする手間が無いバージョンの気がして、
手間が無い分物、足りなかった。
余計なものが意外と面白かったりしてるから。
それから、終着点で話した内容も、この作品とは関係の無いことが多かった。
出会いも含めてこの作品なのかしら。
>出会いも含めてこの作品なのかしら。
うん、そう思う。
私もそのあとご一緒だった方とひとしきりお話ししたのは、この経験から派生していく世間話。
町歩きして、昔はああだった、こうだったということから、それぞれの日々に落とし込むこと、そんなことをこの日からずっと考えています。
「作品」が観る側を連れて行く事、そして自分がそのかすかなツールとしての作品を引き当てて作り込む事。
そんなこと。
春になったらまただらっと話しましょう。
>作品を引き当てて作り込む事。
これについてはいろいろ思うところもありです。
>春になったらまただらっと話しましょう。
ですね。アキバでお茶でも(笑)