2012年03月15日

るなとひなこに会いにゆく

八戸からは青い森鉄道にのって2時間あまりで青森に行ける。

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昨年半年あまり行ったり来たりしていた王余魚沢へ行く。
少し前にスタッフの木村さんがルナの誕生日とひなこの卒業式のことを知らせてくれた。
私と木村さんは、二人を驚かせたいね、とニヤニヤしながら計画を立てた。

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木村さんは雪減ったな〜というのだけど、八戸なんて比じゃないくらいつもっていて、津軽の冬をぎりぎり体感。
私が使っていたスタジオは雪に閉ざされていました。

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王余魚沢は特に雪深い山。
それでも毎日車で通う(しかない)っていうのがすごいのだけど、木村さん曰く、冬こそ青森の「たすけっこ」を感じて止まないと。。
車がはまって出れなくなると、誰かがロープを持って来てくれて、居合せた人たちで救助するんです。
王余魚沢では地元の人にすっかりお世話になって、でもそれで地元の人と話す機会ができたんです、と。

手探りながらも一年間どうにかこの場所で地元の方と関係を育んで来て、ようやく少し見えて来た感触をそれぞれのメンバーがつかんでいる。王余魚沢倶楽部の現在のメンバーの雇用は今年度末で一端終了するみたい。なんかもったいないなぁ、と思う。

ルナとひなこはここに居るから、時々また驚かせにいってみよう。
そして、暖かくなったらまた堂々めぐりしよう。
熊や蛇に気をつけながら(笑)
あ、ルナはかえるもだめなんだっけか。。








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2011年10月23日

さいごの堂々めぐり




ばらばらになっても、

それぞれに、それぞれの場所で、

土地に耳を澄ませ、それぞれのステップで歩いていこう。

見つけて、知らせて、

けっしてわすれてはいない。

いま見つめている景色。

さようなら、さようなら

それでも地球はまるいから 

堂々めぐって またあうひまで。

ごきげんよう、ごきげんよう。



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ひと月前の景色

先月のかれいざわの景色。
まちも、人も、すこしずつ景色は変わる。



私ももうすぐこの山を去る。
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2011年08月25日

秋元のおばあちゃん

週に一回秋元のおばあちゃんと縫い物をしている。
おばあちゃんは耳が遠いからあまり会話は成り立たない。
でも一生懸命私たちに王余魚沢の話をしてくれる。

私はおばあちゃんが布を撫でるように縫う手の動きと、呼吸のリズムを感じるのが好きだ。

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2011年08月24日

ひなことルナ

青森の夏の終わりは早い。
お盆がすぎたら一雨ごとに寒くなってきて、夏休みも8月23日に終わる。
夏休み最後の日は大雨で、どこにも出かけられないひなことルナが王余魚沢小学校に遊びにきた。

私が、今日は忙しいというとおもむろにDSを出して目の前でゲームを始めるひなこ。
これは大人へのバリア。
いや、私が先にバリアだしたんだきっと。

いそがしかったって、同じ場所で共存する魔法はあるかもしれない。

布を縫う作業をやってもらう。
始めはぎこちない3人の関係は、やがて、手作業と会話によって場の共有を孕みながら、作業を伴う共同体になる。

始めて縫い物をしたというルナは、何度も縫う方向を間違えては繰りかえし、やがて手の抜き方も覚えつつ作業のスピードを速める。
ひなこはルナと私の動きに注視しながら、淡々と自分の作業をこなしていた。
作業から役割が生まれ、手に取る素材から、遊びを生み出す。
日が暮れてきて、二人も疲れてきたので片付けようかと促すと、また作業を始める。

労働について、作業をともにするコミュニティについて、考えていた。

終わらせたくない夏休み最後の日。



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2011年08月15日

かれいざわ堂々めぐり二回目

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お盆に入った13日土曜日、散歩部の活動「かれいざわ堂々巡り」の二回目を開催。
前回も五所川原から参加してくださった下山さん、「今回は沢を歩きたい」とリクエスト。
小さなナビゲータ、ルナちゃんひなこちゃんにつれられて、大人たちが真夏のかれいざわをさまよいました。

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2011年08月09日

ねぶたかけこみと台所部

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王余魚沢にもどってきています。
駆け込みでねぶたの海上運行に間に合いました。
以前にインタビューさせていただいた千葉作龍さんがねぶた大賞を受賞。
ご本人もいらっしゃって「おめでとうございます」と声をかけると
何とも言えない達成感と安堵に満ちあふれた豊かな表情をされていました。

。。。。

一ヶ月前「帰ってきたら天然酵母を育ててパンを焼こう。」と
カフェスタッフの木村さんと約束。
酵母ってほんとうにどんな食べ物にもいるし、
果物の糖分とこの暑さを利用したら、時間さえかけたら簡単。

カフェの入り口にはカシスも実っているので、
今回はこのカシスと、地元の方から到着後1日目にしていただいた
ソルダムで酵母をおこす事にしました。

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台所で、のんびり作業しながらあーだこーだひらめいて
その場のノリでやっちゃうからということで「台所部」の結成。
作業をしていたら、王余魚沢に住んでいる女の子たちがひょっこり遊びにきて、「なにしてんのーと」
興味津々、はい、台所部入部確定ですね。

天然酵母の起こし方はいろいろあるけど
私は果物と水でやります。
ということで、水は近くの山の水を採取。

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山の暮らしならではです。

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水を採ってきたら
煮沸した瓶にカシスと水をつめるだけ。
あとは待つのみです。

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この気温だと多分明日くらいからぷしゅっとなって4〜5日で酵母液ができるはず。
みんなまだこれがパンになるっていうのが
「?」
ってなっていますが、まぁ、できるんです。
元種がうまくできたら今度はみんなでパンを焼きますよ。
お楽しみに。
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2011年07月10日

散歩部の堂々めぐりかれいざわの様子





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手芸部2回目

水曜日の午前中は手芸部の日。
この日は私がスタジオにしている教室にあつまり、おばあちゃんたちと縫い物をしました。
相変わらずなでるように縫い進みます。
そして津軽弁ぜんぜんわかんねー

ということでごらんください。

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2011年07月03日

かれいざわ堂々めぐり

見事にはれた土曜日に「かれいざわ堂々めぐり」散歩と地図を作るワークショップをしました。

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ずっと寒かった王余魚沢なのですが、土曜日、見事に晴れ。
まちあるきワークショップ「かれいざわ堂々めぐり」は急な告知ににもかかわらず、いろんなところから参加者の方。

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5月中旬に植た田んぼは水面がとても美しい時期です。

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歩いていたら地元の方が作った、面白い広場を発見。
消防の金を利用した風見鳥ならぬ風見車や

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ブランコまで!

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景色も最高です。

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散歩が終わったらカフェで飲み物をいただきながら歩いた地図作り。

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私たちの地図をつくりました。

散歩部は月一回くらいのペースで毎月開催予定です。
来月は8月中旬くらいかな、暑そうですが、暑い日に歩くの個人的には大好き。


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ぐったりする多田くん
「久しぶりに歩いてくたくたや〜」 

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2011年06月30日

かれいざわ手芸部

かれいざわでお部屋を借りているお宅のみいおばあちゃんのお部屋のちゃぶ台の上にはいつも裁縫道具があります。
青森に来てインタビューしていると、手の仕事が日常生活のなかにちゃんと息づいている事をいろんな人のお話から感じています。

そのことは、外からやってきた私にとって、とっても豊かで魅力的なこと、
それをもっと身近に感じたくて、かれいざわのおばあちゃんたちと手芸部を結成しました。

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家にあるはぎれを持ち寄って、パッチワークを始めました。

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おばあちゃんたちの縫い物の手さばきは、素早くて、とても丁寧で、そして創造的。
端切れを合わせるのも、色のバランスや、大きさ、糸のいろも楽しみながら、布を縫い合わせていきました。

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アーティストの多田くんものぞきにきてくれました。


私も縫い物大好きなのですが、おばあちゃんたちのクオリティの高さに四苦八苦。
いや、どこまでもついていきます!

ということで、今回はまちあるきのための旗を制作。

かれいざわ手芸部、次回は7月6日水曜日の午前10時から、旧王魚余沢小学校の教室でやります。
みなさまぜひ遊びにきてくださいね。


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2011年06月25日

ふたたびかれいざわ

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先週からまた青森に居ます。
この時期は朝と夜濃い霧に包まれる事が多い王余魚沢。

旧小学校の敷地内のカフェもオープンしていました。

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かれいざわカレー、うまし。

今回はインタビューと平行して、地元の方と遊ぶコンテンツを考えています。
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2011年05月18日

かれいざわのひび

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道端に蕗の薹の景色があたりまえになりつつある滞在10日ほど目。
車が無ければ、お金を使う事も出来ないここでは、山に行くと食糧を採取できます。
山はそろそろわらびの最盛期、それが終わるとこんどはタケノコ。
昨日は散歩中にリスに遭遇しました。
夢では有りません。
ここ最近は朝外からキツツキの激しいノックで起床しています。

夢では有りません  (笑)

今は、さまざまな人にインタビューに出掛けています。
ねぷた絵師、ねぶた作家、川柳作家、こぎん刺し作家、こぎん研究者、あと大家さんのみぃおばあちゃん。
みんなさんのそれぞれが見ている景色を、お話を伺いながらかいま見ては、自分の今見ている景色と重ねたり比べたりして、はーっとなったら山を一人で黙々と歩いています。

ここから、物語を紡いでゆけたら、そんな風に今は考えています。

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posted by akirika at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 王魚余沢
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