2011年03月13日

地震

自宅に居ました。
古い日本家屋なのでものすごく揺れ、すぐに外に出ました。
しばらくしたら、近所の方も外に出てきて、お互い励まし合う。
私は無事です。

その後情報が判ってくるに連れて、被災地の友人たち、都内にいて帰れなくなっている友人たちの顔が浮かび
自分がその状況になったら必要である情報をイメージし届けられる様な手を打った。

一人一人がメディアになるという自覚を持ちそれらをシェアすることで、知らない誰かに届く情報がその人と周りの人の心と体をささえることもあるはず。

点ではなく線になること。
水の波紋
ミツバチ

被災した地域はこれからますます酷い状況を目の当たりにすることになる。
感情的にならずに、冷静に、そして豊かに、力になりたい。

いわきの友よ無事ですか?
あなたのことだから、どこかでしのいで無事であると信じています。
これを見たらコメントでもメールでも電話でもとにかく連絡をください。
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2011年03月09日

美しい渦 そして パンと読書

どきっとする渦に見つめられる。


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もっと近寄ってみる。


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ロマネスクという野菜。
ちいさきものたちのかたちたち。

近所の農家のおばちゃんの店で見つけたのだけど、もったいなくて食べられずにいる。


年末に作っておいた栗の渋皮煮のシロップがいつの間にか冷蔵庫で発酵していて、試しに水を加えて暖めてみたら素晴らしいパン種になって、おいしいパンが焼けた。

朝、そのパンを食べながら読む本、粘菌図鑑。

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もう一冊は、
人間が食物と対峙してうみおとした果実としてのパン。
その思索の道のようなテキスト。
酵母から考えるパンづくり /志賀勝栄著(シニフィアン・シニフィエ)

「小麦を住処とする菌を水と全粒粉だけで自然培養するルヴァン種こそ、もっとも根源的なパン酵母と言えるかもしれません。そのルヴァン種を使った代表的なパンが、パン オ ルヴァンです。」 (母から考えるパンづくりより抜粋)


ちいさきものがあちこちでいる。

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2011年02月24日

おおさか

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先月の末から今月上旬にかけて、大阪にいっていました。
目的は2つのイベントへのミッションと1つのイベントの参加。

その1つは
大阪大学構内での焚火のイベント「ちっちゃい火」を囲む。


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その翌日はココルーム企画のOCAシンポジウムで路地と人を出張出店。

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そしてremo
ベルリン在住アーティスト田口くんの展覧会と、シンポジウム「映像の強度(マグニチュード)へ」

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。。

大阪へ着いた日と、去る日に西成をあるいた。
着いた日は一人で、そして去る日はココルームのスタッフの岡本さんと一緒に。

岡本さんは私一人では行けない場所へ誘導してくれた。
小さな暖かい部屋、公園の焚火の輪、朝からきれいな格好をして人を待つ人のまち。
私たちはそこで、土地の記憶と出会い、そしてこの土地の今の匂いと温度を感じた。


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岡本さんと歩いた日は月末最終日。
郵便局には人の列。
スーパー玉出には人が大勢買い出しをしていて、
居酒屋や銭湯は朝から活気づき、
それは私が歩いた5日前のそのまちの姿とは景色が違って見えた。

まちの景色とは、そのまちで暮らす人の表情なのだ。


。。

私たちは何処から来て何処へいくのだろう。
あれから、例のあのぼんやりした感情がまた点灯している。


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2011年02月22日

ローカリズム

先月末の西成のことをかこうと思いながら、バタバタとしていつの間にかもう月末。

昨日の「路地と人」でのゲストトーク、月曜日のイベントにも関わらず、沢山の方に来ていただいた。
大阪からnpo recipの野添さん、奈良さん、沖縄から言事堂店長宮城未来ちゃんをおよびしてのトーク。

npo recipのことは、2008年に今はせんだいメディアテークにいる甲斐さんと出会って知った。
「地域文化に関する情報とプロジェクト」
もうその文言だけでノックアウトなんだけど、その活動もとても興味深くて、ずっと片思いしていたnpo recip。
その代表理事である吉澤さんと出会ったのが去年の秋のAAF学校
打ち上げのときに名刺を渡したらそこにちょこっと載せた作品の写真をみて、「私ついこの間この作品をみてきましたよー。」って...その瞬間、二人の間に小豆島の青空が広がっり、満面の笑み。

すごいなー作品って、人を繋げるなぁ。と我が手から放たれた物質的なものから派生する何かにぞくぞくしたのでした。

そして先月の大阪行きで、recipの皆さんとお会いし、吉澤さんとコネクタテレビの話をして、今回の路地と人での催し「アーカイブカフェ」の開催。

人の出会いと出来事の起きるスピード....

そしてそこに親友である未来ちゃんにいてもらえた事も、私にとってとても大切な事で。。
美術や芸術や文化的な事が、東京だけではなく、地域でも、まちの小さな古本屋さんで日々発生し派生している事を、千代田区の小さな部屋で、ささやくようにさけんでみたかった。
小さなメディアが詠うジャーナリズムが繋げるローカリズム。


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先月remoがある北加賀屋で見つけた建物。アンテナ張ってます。

。。


今日は未来ちゃんが泊まっていて、彼女の念願の場所であるニコニコ堂という骨董品屋さんへ。
念願の場所がうちの近所にあるというのが笑えるのだけど、だからこそ離れていても距離感を感じない友人。。
未来ちゃんのあこがれの人ヤスローさんは、なんだかかっこいいおじさまで。
私の名刺を見て、「美術家」というのにヤスローさん反応して、ヤスローさんの「ダンテの地獄編」な作品、の解説を受ける。
バスの時間もすっ飛ばして、話し込んでいました。
ヤスローさんも嬉しかったらしく机の下からカメラを出して「あ、まだフイルム余ってる、早く使わなきゃ」なんて私たちをぱちり。
こっちもそれはかなりな鼻血モノなのわけで(笑)しっかりヤスローさんの本にサインまでいただいてお店を後にしました。


路地と人のメンバー原田企画が住んでいそうなお店。
こんど彼女を誘って「路地と人新聞」をもって遊びにいこう。





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2011年02月12日

雪ですね。

しばらくの間、大阪と徳島に行っていました。
いろいろ報告したい事はあるのだけど、考えながらテキストにする時間がなくって、そうこうしていると日々は過ぎていき鮮度もおちていき、、いや、近日中に報告します。

で、東京に戻ってきたら北京に居る永岡くんが帰国中。
中国に行く前に既にすっかり中国テイストだったと思ったら帰ってきたらなんかロシア風。
そしてこの二人が揃うと雪とか降っちゃうわけで。。

高円寺の喫茶店で再会し、大阪や徳島で見てきた景色、そして北京で見てきた景色をひとしきり報告し合い、路地と人新聞インタビューズ、そして発行されたばかりのNa+などいろんな紙ものを手渡す。

建築と地域のアート関連の組織を行き来して、今は都市設計の仕事をしながら中国にいる永岡くんは、まるで住まうことでパラノイアな視点を持つことから逃げているようで、でもとても地域住民的な視点で社会を見つめてもいる。
そんな彼が、「珈琲を毎朝いれる生活をしたくなった」みたいなことを言ったのがとても印象的で、自家焙煎した珈琲豆と、ネルを渡した。

いつか、街を、地域を、国を歩きながらのんだ色んな珈琲の話を聞くことを楽しみにしながら。


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写真は高円寺の喫茶店「七つ森」 
大好きな場所。
いつも無意識に一番奥の角の席に座って、そっと後ろを振り返ってうわっとなるのです。



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2011年01月22日

森はいつだってあなたのすぐそばに

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森とは人々の生きていくうえでの思索と営みを実践する公共の場所。
と、かんがえるのであれば、森は都市にだってあるんじゃないか、いやあるのだ。
それが微かな一本の樹であったとしても、その樹に住まうひとが寄り添っていればそれはもう森なのだ。

という勝手な仮説をたててみる。


靖国通りはいつも通り忙しく人と車が行き交う。

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足を止めてみる、そしてよく見て、近づいてみる。


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ほら


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ほらほら


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ね!


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ふふふ


古本屋のがらんどうさんのお店の奥さんにさいかちの木も話を伺う。
地元の方々が大切にしている樹は坂の名前にもなっている。

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さいかちの木

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とげとげだらけで、木登りしたい形木なのに木登りできない木。

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さいかちの実は大きなさやえんどうの様な形。
石鹸代わりになる、というか昔は石鹸として使っていた地域もあるのだと、本で読んだばかりなので、莢を採集。


写真を撮っていたら、地元の方に「この字読めないよねぇ、あんたも木すきなのかい?」とこえをかけられ、そこから樹木談義と神保町界隈の今昔話。

土地をくわしく訪ねると、地域の人々の思いにぶつかる。
やはりそこには森はあった。
少し面倒なのかもしれないけれど、私たちには「森」はあったほうがいいんじゃないかと思う。


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誰かの定点観測位置




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2011年01月02日

あけましたね、おめでとうございます。

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友人から、とてもパワー溢れる写真が送られてきました。
伊勢神宮からのご来光。
天照大神。

今年のお正月は何処に出掛けるでもなく、張り切って初詣に行くわけでもなく、近所の田園地帯をひたすら散歩(遠足?)したり、図書館で借りてきた本を読んだり、頼まれたテキストを書きはじめたり、過ぎた時間と迎える時間のことをゆっくりと静かに考える贅沢な時間を過ごしています。

。。。


年末にCAMPのイベント現在のアート<2010>で私が自分の話す内容として掲げた言葉
「アートは地域を活性するの? 地域社会におけるアートプロジェクトと路地と人のこと。」
それに反応した、旧友の宮城潤がブログで自分の思いを述べてくれていています。→宮城潤のブログ

その1ということなので、その2をたのしみにしています。(笑)

さて、私自身のことをというと、まず「美術」というフォレームのない場所で、その行為や物質らは「美術」になり得るのだろうか?という自発的な問いが、ホワイトキューブから離れ、東京に住まいを構えながらも、住んでいる場所とは違う地域でプロジェクトをおこなうという行動に繋がってるようです。
そのきっかけは2003年の静岡県立美術館の展示であり、wanakio2005での出来事だったと思い返しています。

東京に住むということに特にこだわってはいませんし、居住地域と違う場所でプロジェクトを展開させるということだけを狙っているわけでもありません。
でも東京に居るのはこの街の路地裏に佇んでいる都市におけるローカリズムが孕む温度がどうしようもなく好きみたいなのです。

何処に居ても土地を歩き、出会い、様々な方法で何かを興す存在、アーティストとはそういう存在だと思っています。
そしてその行為は思想や規律に基づいているのではなく、感覚や本能に導かれ、ひたすら消費へ向かう日々の営みではなく、生産への予感のする消費に向かう日々への行為なのであれば、私たちの営みはネゲントロピーと成り得るのかもしれません。

その考え方を踏まえたうえで、
今様々な地域で、地域を活性することの一つのテクネーとして美術が選択されている事について、それは一つの可能性であり、希望だと私は敢えて云いたいと思っています。

ただ、地域を活性するのはアーティストという存在ではない。

私が「路地と人」に辿り着いている理由はこの事にあるのかもしれません。
逃げ込んだというほうが、正しいのかもしれません。
(それは負のイメージではなく、動物とは、本能的に生きることを意識したとき、まずいと思う場所から逃げるものだと思っています。)

。。


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「路地と人」は「部屋」です。

言水さんが路地と人を立ち上げた当初に言い放ったこの言葉はとても面白くって。
たしかに「路地と人」は時間と空間と現象と物質と関係を内包している。
人が路(みち)を歩きたどり着き、一時的に留まる「此処」という「場所」。

そして私はその「此処」という「場所」を派生させてみたいのです。

ミツバチ、あるいは販女。。

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今年、AAF2011に参加し「販女(ひさぎめ)プロジェクト」を展開します。

出会いたい人に、場所に、現象に、会いにいきます。
お会いできたらどうぞよろしく、一緒に楽しくやりましょう。

そして、みなさま今年も健やかな日々を。

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2010年12月31日

バイバイアリガトコンニチハヨロシク



「バイババビンバ」テニスコーツ


。。


大晦日。
大祓の身代わり人形をわたしに大国魂神社へ。
いつから始まったか、数年続いている。
晦日の大国魂神社は、慌ただしくなる前
緩みつつ、きりりとした空気が流れている。


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旅立つ親友へ送る八咫烏を贈る。

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先日のongoingでうたう53235

。。。


2010年
ほんの少しだけ今までとは違うリズムで歩いてみたら

いろんなことが判って、
いろんなことが始まって、
いろんなことが動き始めて。

大好きな人たちの事は相変わらず大好きで、
会いたい人たちには相変わらず会いたいままで。

そう、私は相変わらずです。
みんな
 みんな
  みんな

ほんとうにありがとう。


迎える年、また新たな試みを愉快にやってみようと思います。
誰かが勝手に作ってなんとなく横たわっているフレームなんて気にしないで、思い存分遊んでみます。

そんな感じで来年も相変わらずです、
皆様どうぞよろしくおねがいします。

。。


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写真は先日のCAMPのトークのときの泉太郎さん。
手元で言葉をもたもたと書きながら、なんか段取り悪く進んでいく時間。
その「段取り悪さ」が最高で(笑)
会場が泉さんの空間になっていくのが愉快でした。
ずーっと隣に座っていて、「緊張する...」っておっしゃっていたのに
なんであんな面白い事が出来るんだろう。
かっこずるい〜

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2010年11月30日

水辺の日常

早起きして水辺へ歩く。

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白猫センセイは狩りに夢中。


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鴨の集会。


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森を辿っていたら滝野川学園のなかに迷い込んでいました。


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矢川沿いの家はマイ橋付き。


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とれたて野菜を洗うおじさん


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水に浸っている野菜。


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軽トラで休憩する二人。


水辺を辿り、誰かの日常とすれ違う。
見える景色に重なる記憶。
ずっと彷徨っていたかったけれど、
やっぱり自分の居場所に戻ってくる。

居場所が何処なのか本当の所はよくわかっていないのだけれども。
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2010年11月28日

カオスはすぐそばにあるのです

にゃんこは目を反らすけれども、今日は我が家のカオスラウンジに手を加えるのです。

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我が家のカオスラウンジとは無秩序に自生植物が生えているうちの庭のこと。
先日久しぶりに会った今年から田んぼを初めた遠藤水城さんが、草が生えた田んぼの事をそんな風に呼んでいて、その通りだと思ったし、なんか聞こえがいいので、以後パクらさせてもらっています。(笑)

あ、で因に世間一般に言われているカオスラウンジはこちらCHAOS*LOUNGE

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自生植物1 私が食べたびわの種から生えた枇杷の木


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自生植物2 言水制作室でひからびていたサトイモの親イモを植えたらこんなに立派に育っちゃった。


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自生植物3 沖縄からおくってきてもらったパパイヤを食べた後の種から育った模様。


ついでに謎の生物も。


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アレのアレですかね。。


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黄色い綿毛の蛾かな、かわいい。


あと、家はコンポストじゃなくて生ゴミをダイレクトに埋めているのだけど、ものすごい量のうにょうにょしたアレがいっぱい発生してて、いつも見ていないけど、彼ら(彼女ら?)が物体をひたすらむしゃむしゃ食べて土へ還してくれているのだ。
土の上で見たからかな...その姿はなんか奇麗で、ちょっと見入ってしまった。
さすがに写真はやめておきますが...(撮ったけどね)



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夏前に樅の木をさっぱり剪定したら、暑さに負けてかれてしまったり、(これは友人の作庭家多田さんからの指摘で発覚。)生け垣の木が腐ってかれてるのだけど、その脇から新芽が芽吹いていたり、有機物の発生と終末には総て理由がある、というあたりまえの事を、我がカオスラウンジで目の当たりにしていろいろ気付かされる。



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枇杷の木は日当りのいい場所に移植し、レモングラスと芋茎は軒下に竹竿吊をるしそこに干してみた。
そしてすかっと空いた場所に、台所でカピカピになって芽吹いていたジャガイモを植えてみました。
自生植物やなぞの虫の発生は実は私も共犯で、私も含めたカオスラウンジだったんだと、ニヤリ。
そして、それらの理由をいちいち考えながら作業をしていると、物質とその現象に理由を求めることは、とても本能的な事で、理由を探りそれらを応用して方法を編み出し私たちは営みに応用してきた。それが暮らしの本質的な事なのではないか。。。
芸術の発生もおそらくその事と無関係ではなくて、だから作品に理由を求める。美しい法則を生み出そうとする。
理由がなかったとしたら、理由なき理由を追求する。


。。。。。

さて、すっきりかっこ良くなった庭に一本枯れた樅の木。
この枯れ木の根っこはまだしっかりとしているので、春には新芽がメブクかもしれません。
引っこ抜かずに、淡い期待を抱きつつ、この枯木に庭の有機物と私の暮らしをつなぐ作品を密かに計画していこうと思います。





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2010年11月23日

神山と小豆島

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山に囲まれた町、海に囲まれた島。
人々が優しくて、逞しくて、
そしてなによりも慎ましやかな暮らしの素晴らしさをよく知っている町。
私はいつも、山と海とまちと彼らに励まされ、教えられて
感謝で泣き出しそうになりながら、
でもつぎへつぎへつぎへ、
すこしもじっとしていられずにまた違う場所へ遠く離れていってしまう。
だけれども、地球は丸いから、お互いそれぞれの道を歩んでいれば、ばったりまた出会うでしょう。
それまでしばらくの間お元気で。
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2010年11月16日

ずいぶんさぼってしまっていますが。。

無事です(笑)
書きたい事は有るけれど、現在猛烈に追われています。
追われているとき程、逃げ出したくなる、ということで。。

先月路地と人でやったMOKUMOKU nightのときにスモーク料理を出したのですが、家にある道具でアキリカへなちょこスモークシステムをあみだしました。

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へなちょこD.I.Y。
植木鉢の底の穴がいい仕事をしてくれます。

甲府で作家のはぎーさんに教えてもらった、「鶏肉のスモークはもも肉よりむね肉の方がジューシーで美味しい」という教えに基づき、むね肉で下味は小豆島で手に入れたオリーブソルトでシンプルにいきました。チップはM美で学生が作業したあとの木材をゲット。今の時期なら街路樹の桜の落ちた枝どかでも出来るっぽい、やってみよう。

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長い夏が終わって、周りを見たらたき火のたのしいきせつになったねー
あと、食欲の秋。
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2010年10月16日

ぽっかり日常

にゃんこセンセイに見張られながら少しだけ庭仕事。


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紫蘇が大木。


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駐車場の片隅に今年収穫した小麦をまた撒く。
いつか沢山収穫できたらパンを焼くという光ちゃんと私の密かなプロジェクト。


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久しぶりに近所の農家のおばちゃんの店の野菜でいろんな種類の常備菜を作る。


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2010年10月02日

甲府ー神保町

こうふのまち芸術祭では、地元の人が三線持って遊びにきてくれたり

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台湾から一時帰国中の岩井くんが遊びにきてくれたり。

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東京耕作隊。またなんか企んでるの?


参加作家の開発さんとタノさんが呑みにきてくれたり。

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開発さんはいつもかわいらしいシャツを着ていました。



お店の主の神田さんがかっこいい流しそうめんマシーンを自作しているのを見つけたので小豆島の真砂喜之助製麺所さんのおいしいそうめんで流しそうめんナイトしたり。

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あ、リッキーだ


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リッキーが居るとどうしても最後にはこうなっちゃうね。

人が集って好き勝手して、そんで勝手にあっちこっちに繋がっていくこうふでの2週間。始まるときは真夏だったのが終わったらすっかり秋でした。


ニスコーツのバイババビンバを聞きながらこうふの片付けをして、神保町に帰ってきたら10月。
10月1日、なんだか安心安全、やな感じな煙草の増税。
千代田区の路上喫煙の取り締まりはなんだかヒステリックで、路地と人のメンバーには喫煙者は居ないのだけど、煙草って文化もあるんじゃないかなーってことで
mokumoku night★


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来週からの「やっぱり彫刻が好き」展に参加してくださる原田さんとチナツちゃん。

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タノさんとCAMPの井上さん


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水煙草面白かった〜


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スナックmokumokuママの一品料理は
スモークチキンとドライイチジクのクルミとバルサミコ酢和え
スモークチーズ
中華鍋焙煎モクモク珈琲
の煙三式でした。


こんなにみんなが煙草すってる光景は、もうなかなかなくって、
色んな煙草をたしなみながら話が深まる金曜日の夜。

チナツちゃんお手製のジンがとっても可愛かったんだけど写真取るのを忘れてしまったのだ。

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2010年08月30日

稲刈りー直島ー神保町

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肥土山、中山はもう稲刈りが始まっていて。
暑いので稲刈りマシーンはかわいいパラソル付き。

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お世話になっている中野さんに新米までいただいてしまって、この芸術祭に参加できた喜びと意味をかみしめながら東京へ帰る。

船で直島で作品を見て岡山へ出て東京へ、というルートは芸術祭期間中だからできること。
実はまだ行ったことがなかった直島へちょこっと立ち寄る。

直島は本村地区の家プロジェクトと念願のカフェ コンニチハへ。

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コンニチハは普通のお家、向かい合ったテーブルは隣り合わせのお客さんとどうしたって仲良くなってしまう距離。


。。。。

翌日は路地と人でのnight remoscope workshop
remo*TOKYO のみなさんと、1分間の映像を作るワークショップ。

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撮ってる人を撮ってる藤井さん


金曜日の夜。
会社帰りの人、呑みにいくのを断って来た人、友人と待ち合わせてきた人
いろいろなところから路地と人に辿り着いた人たちが、レクチャー受けて、映像とって、それを見ながらのんびり呑む、そんでお互いのことを話したりして、なんとも素敵に繋がる。
またやりたいし、いろんなところで出来るよね〜とスタッフ側もテンションがあがったのでした。

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皆で撮った映像を、窓に投影して外から見たらこんな感じ。
路地を往く人がはっと気がついたりして、またそこがぐっとくるのです。

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。。。。

最近激しく移動して、毎日のように魅力的な人たちに会う機会に恵まれていておもうことは、「誰と何をやるか」が重要。そうしたら自ずと何処でやるかもくっついてくる、ということ。
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2010年08月11日

花火

トウォンブリーの絵画のような....


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帰り際に河原に自転車をとめて、のんびりと寝転びながら
広々とした多摩川の花火大会。

一つの大きな球に込めた職人の思いは、火薬と火と空気との出会いにより、夜空に一瞬の閃光を放ち、私たちの記憶をも引き受けて消えてゆく。



.....................

一昨年に友人から何気なく聞いた「見れるとラッキー花火」のことを思い出して調べてみた。
2007年の国民文化祭での催し、その後継続されているのだろうか...

郷土に残る伝統文化・平和産業「阿波花火」を知ってもらいたいと考え出した「見れるとラッキー花火」。
 大掛かりな花火大会ではなく、少ない花火と宣伝費で、徳島を県内外へアピールする方法として考えました。
 「楽しい心と輝く夢をもっているラッキー(楽輝)な人だけが見ることができる」打ち上げ花火。関連イベントを約1年を通して開催しました。
 「見れるとラッキー」という開催場所を告知しない風変わりなイベントということもあり、テレビ・新聞でも全国的に取り上げていただいたり、県外の旅行代理店からも反響があったり。花火を見た方からも、多くの感謝の電話をいただきました。

世界を見渡せば、火薬が危険をもたらすことも多々ある中で今回のおどる国文祭では、危険な火薬ではなく、楽しい阿波花火として、夜空に輝かせることができました。
 これからも、小規模ながらも、阿波花火を知ってもらう活動を通じて、より多くの人に、火薬は危険なものではなく、楽しい阿波花火になることを体感してもらい、「ものの楽しい平和な使い方」を考えてもらうきっかけになればと思っています。
国民文化祭 とくしま2007より
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2010年08月09日

自転車部

今年の春、私の相棒になったMTBのコナ。
ここのところほったらかしで、ぜんぜんかまっていなかった。
昨日は次の作品の素材をなんとなく探しに...とおもってリュックしょって家をでたら、久しぶりのコナのスピード感が楽しくて、自宅から府中、そして高井戸、永福町...
ここまで来たら、神保町まで行ってしまえと、
ユタカワサキ展の最終日を見届けるために東へ東へ。
方南町、西新宿、歌舞伎町、そこで靖国通りをまっすぐ進むのがいやになり、神楽坂へ、ちょっとわざと道に迷いながら、飯田橋、水道橋で神保町到着。

車だと見えてこない町の景色、人の流れ。
さっきまで人が溢れかえっていたとおもったら、しーんとした住宅街、
そうかとおもえば、おだやかな日曜日の家族ずれが歩く町、、
曜日によって時間がとまる町、動く町。
私たちは町までそんなふうに使い分けている。

東京はくるくると町が移り変わり、人の流れもかわる。

休日のふだんよりも増してのんびりした神保町。
路地と人でのユタさんの展示を見届けて岐路。
途中久我山の友人宅で夕飯を食べているとどしゃぶりで、そのまま泊めてもらう。

翌朝、元気に友人宅を出発し月曜日の慌ただしい東八道路を西へ。
自宅近くにさしかかったら、偶然にも自主学校遊のタニグチさん。
今誰に報告したいって、一番報告したい人が目の前にいたので、
元気に神保町往復の話をすると、珈琲を入れていただき、
そうしてタイヤバラしと交換を教えていただく事になった。

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しっかり自転車センセイにかっこいい自転車の組み方を伝授していただき、
私はつひにルビコン川を渡ってしまったのでした。


自転車って、道具なんだけど、なんか体の一部のような、そんな感じがした。

さて、次はコナとどこへいこうか。。

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走行距離合計63kmルートは↓


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2010年08月04日

蝉がなきはじめましたね。

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土用入りしても、東京は今年蝉が鳴かないねってみんながささやいていたら
ここ一週間くらいでようやくせわしなく追い立てられるようなあの鳴き声。
なければないで不気味なものだと、気付いてみたり。。


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7月中旬、無事設置も終えられて、瀬戸内国際芸術祭、
100日間のアートを巡る芸術祭始まりました。
展覧会が始まり、作品があるばしょから離れたところに居ても、
作品を通じで出会いがあったり、思いが繋がったり。。。
作品をつくっていくうえで、こんなに嬉しいことはないです。

そして、今回の設置、沖縄時代の旧友で現在は作庭家の多田さんに手伝ってもらってのかなりハードな作業だったのですが、とってもおもしろかったです。
お互い学生の頃からいろいろ経験したなーみたいなのが作業を通じで感じ合う貴重な体験。そして、庭師ならでわのロープワークの数々、教わりました。


で、相変わらず、どこでもなのですが、今回も島に居る友人たちのその暮らしに混ぜてもらったりして、作業でくたくたになった時ずいぶんほぐしてもらいました。
これからも、かれらの日常に時々飛び入り(飛び蹴り?笑)できそうな愉快な友人たち、ほんとうにありがとう。

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東京にかえってきて、先日の週末は9月に開催のこうふのまち芸術祭の打ち合わせやらリサーチやらで一泊二日の甲府。

こうふでは、空き店舗で「路地と人」を出張させて、そのお店の中で作品を展示します。

koufunomati.jpg



フラッグプロジェクト.jpg

フラッグワークショップにも参加して手の込んだ旗つくってきました。




さて、神保町の「路地と人」では先週末からユタカワサキ展 「Summer in Summer」
何が夏なのかは解らないのですが、迷い込んだ真夏の避難場所で、いきなり問いを突きつけられるようなインスタレーション。
今日白々と白い空間でユタさんとぼんやり話しながら、私たちが生んでしまったよけいな物への愛が溢れてきて仕方なかった。

ユタカワサキ.jpg


ユタカワサキ2.jpg



そんなこともありつつ、漬けていた梅を干したり、植えていた庭の作物を収穫したり、ゆっくりと日常を動かしています。

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東京の真夏を抜けて、お盆にはまた帰省します。


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2010年07月09日

島での日々

東京から慌ただしく島へ移動し、瀬戸内国際芸術祭のための制作。
こちらでは、中山の体育館で制作しています。
同じところを拠点にしている香港チームのみんなに手伝ってもらったり、
ご飯を食べさせてもらったり、そんなゆかいな毎日です。


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香港から来ている、ナディアとグラディス。



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肥土山の虫送り

そして、頼もしい旧友たちとの再会。

先週の4日は肥土山で虫送りの行事。
昔見たその記憶の景色と目の前の景色は見事に重なり、受け継いできた人たちの強さを感じずにはいられず、そしてそれを今まさに引き継いでいるのは旧友たち。

お互いにお互いが見なかった景色を相手に見る出会い。

帰省して10日くらい、、郷里でのプロジェクトの参加から派生する、べつの側面にまいにちぐるぐると遭遇し、それらのイメージを逃さないように反芻しています。


さて、制作は今まさに、現場設置の日々で佳境。
ぐいっとがんばります。









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2010年06月29日

海であいましょう

雨はしとしとと、水無月を名残惜しむかのように降っています。
もうすぐ7月。

これから私は島へ向かいます。


それぞれの海
それぞれの島
それぞれの径


hitoyama2.jpg


瀬戸内国際芸術祭は7月19日から
私は郷里である小豆島で作品を展示します。

さて、みなさん、今年の夏は海でお会いしましょう。
posted by akirika at 07:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々
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