wanakio2008最終日の11月の最後の日、私はまち歩きをおこないました。
若狭地区は、沖縄の入り口の港町として影響を受けて、
その痕跡を様々なかたちで遺しているまちです。
それを、分析や検証するのではなく、
普通に眺めて感じてみるというのが
今回のまち歩きのテーマ。
参加者のみなさんは、新聞で見たり、
人づてに聞いて興味を持ってくださったかたがたと様々。
そして途中で人数が増えたり減ったりするのが、
ゆるくて私らしいまち歩きでした。

みんなで、三人の賢者が国の幸せなかたちを話し合ったという「サンモウジュ」にのぼったり、昼間の閑散とした辻の風俗街をオレンジのwanakioフラッグを高らかとあげてあるいたり。。。

後半は言事堂店長宮城未来ちゃんのまち歩き「沖縄美術観光」へ引き継ぎ。
前島まら栄町まで、wanakio作品や、街の面白いスポットを巡る街歩きでした。


途中で参加作家フローリアンの作品「ビデオ市場」の完成作品も見れました。
まちあるきを終えて栄町に行ったら、ちょうどアートでいいさ〜の最終放送中。
あれ?キム??と思ったら、タノタクさん、、
いや、参加アーティストのタノタイガさんでした。

その夜はクロージングパーティ。
長かった夏が終わったみたいで、スタッフ、アーティスト共に切ないきもち。
参加アーティストのカクマクシャカを初めて体験して、嬉しかったり、
タノタイガさんがクロージングに合わせてぐいっとつくったタノタクムービーを見れたり、岩井さんを囲んでチョコレートディスコをみんなで踊ったり、みんなでだらだら惜しみながら、ながーい夏が終わったのでした。
最後には前島アートセンター事務局長の岡田さんを胴上げ。
夏に沖縄入りしてリサーチを行い、神山でのレジデンスを経て、沖縄に戻ってのワークショップと制作、ということでかなり慌ただしかったのですが、2カ所それぞれ違ったコミュニティとアーティストとして関係する事はかなり刺激的で、面白かったです。
私たちの日常は何故アートを受け入れる用意があるのかを私は知りたい。
その問いをたてた日から私はどれくらいどこまで来ているのか
全然わからないのだけれど、祝福された堂々めぐりは
まだまだ飽きることはなさそうです。